アメリカの暴走で欧州が、アメリカに頼らない独自の金融システム構築へーードイツが、改めて核合意の維持に向けた欧州独自の金融政策構築を支持
2018年 09月 02日
イラン核合意からの離脱というアメリカの暴走で欧州が、アメリカに頼らない独自の金融システム構築へ。
地味ですが、大きな動きです。
ドイツが、改めて核合意の維持に向けた欧州独自の金融政策構築を支持
ドイツのマース外務大臣が、核合意の維持を目的とした、アメリカに依存しない形でのヨーロッパ独自の金融政策を打ち出すよう求めました。
ドイツ国際放送・ドイチェヴェレによりますと、マース外相は、オーストリア・ウィーンでヨーロッパ各国の外務大臣と会談し、「ヨーロッパ独自の金融システムについて語る必要がある。それは、この方法以外では、中国が我々に先んじてこのシステムを打ち出すことは確実であり、このことはヨーロッパにとって好ましくないからだ」と語っています。
マース外相は、これ以前にも、アメリカとは関係のないヨーロッパ独自の金融システムの結成により、核合意を維持する必要があることを指摘しており、「ヨーロッパ独自の金融機関や、アメリカに依存しないスウィフト制に類似したシステムの結成は、もはや避けられない必須事項だ」と述べました。
アメリカのトランプ大統領は、今年の5月8日、ヨーロッパ諸国や中国、ロシアの反対を押し切る形で、イランとの核合意から離脱しました。
アメリカの核合意離脱に伴い、EUや、この合意に署名したその他の関係国は、この合意の遵守を表明すると共に、その維持を求めています。
イランは、核合意残留の必須事項として、核合意による自国の利益の確保に向けたヨーロッパの具体的な行動を挙げています。
by hiroseto2004
| 2018-09-02 06:21
| 経済・財政・金融
|
Trackback