パキスタン外相、「アメリカとの関係は希薄化している」
2018年 09月 06日
アメリカのポンペオ国務長官、空港に誰も迎えに来てくれない虚しいパキスタン訪問となりました。アメリカの昔の同盟国・パキスタンは、アメリカに忖度せずにイランとの関係強化に乗り出しています。それは、パキスタンと対立してきたインドも同様です。
パキスタン外相、「アメリカとの関係は希薄化している」
パキスタンのクレシ外務大臣が、アメリカのポンペオ国務長官と首都イスラマバードで会談した後、記者会見で、パキスタンとアメリカの関係は希薄化しているとしました。
IRIB通信によりますと、クレシ外相は、5日水曜夜、「パキスタンとアメリカの関係は停滞している」と語りました。
ポンペオ国務長官は5日、パキスタン政府からあまり歓迎されない形でイスラマバード入りしました。
パキスタンの政府高官は誰もポンペオ国務長官の出迎えに空港まで足を運びませんでした。
パキスタンは南アジアのテロ対策におけるアメリカの昔の同盟国でしたが、トランプ大統領の就任後、パキスタンとアメリカの関係は悪化しています。
アメリカのトランプ大統領は、繰り返しテロリストをかくまっているとパキスタンを非難していますが、パキスタン政府はこれを否定しています。
アメリカは、パキスタンがアフガニスタンのテロ組織を支援することで、アフガニスタンでテロと治安悪化が拡大する要因になっていると主張しています。
一方で、アフガニスタンの人々と政府関係者は、アメリカのアフガニスタン駐留により、麻薬の生産とテロ、情勢不安が拡大していると考えています。
by hiroseto2004
| 2018-09-06 18:05
| 国際情勢
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