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森の国ホテル「災害は決定打だったが、経営の危機は遅かれ早かれ訪れていた」

指定管理者制度の構造的な問題にも目を向けたいですね。

愛媛県松野町と宇和島市の境界部にある公設の「森の国ホテル」が西日本豪雨の被害によって営業が継続できなくなり、来年以降、無期限休業となることが決まった。以前から経営難が問題になっており、5日に松野町内で会見したホテルを管理する第三セクター「まちづくり松野」の坂本浩社長(松野町長)は「災害は決定打だったが、経営の危機は遅かれ早かれ訪れていた」と明かした。【木島諒子】




豪雨による斜面崩落で唯一のアクセス道「県道滑床松野線」が通行止めとなり、ホテルは現在も休業している。同社は紅葉シーズンへ向けて10月5日から営業をいったん再開し、12月31日の宿泊を最後に無期限休業すると決断。坂本社長は「個人的には来年の夏以降、営業を再開してほしいと考えている。あくまで次のステップへの準備期間」と強調する。

 同社が管理する道の駅「虹の森公園まつの」も床上浸水し、繁忙期の7月にほとんど営業できず、収入が激減。損失補てんなどのため、9月町議会へ提出する補正予算案に指定管理料の増額分2000万円と増資として3000万円を計上し、ホテルの経営については次の管理団体が決まり次第、手を引く。

 ホテルは1991年に開業。当時スタンダードだった国民宿舎とは一線を画す高級感を売り物に、ピークの95年度には1万410人が訪れた。しかし、次第に同趣旨の観光施設が増え、2017年度の宿泊者は2420人にまで落ち込んだ。坂本社長は「時代の流れで町の観光の看板としての機能が徐々に果たせなくなった」と話した。

坂本社長「構造的な問題」

会見する坂本浩社長(松野町長)=松野町松丸の町コミュニティセンターで、2018年9月5日午後1時33分、木島諒子撮影

 坂本社長はホテル経営の危機について「構造的な問題」と繰り返した。経営母体は安定せず、2006年から17年1月までに指定管理者を務めた団体は4者を数える。17年2月から町などが出資する第三セクター「まちづくり松野」が管理しているが、2年もたたず手を引く決断に至った。

 指定管理者制度は03年創設。公共施設の管理運営を民間事業者などに指定できる。住民サービスの向上と経費削減を目的とする一方、行き過ぎた効率化といった弊害も指摘される。

 坂本社長は「3、5年と期間を定めた契約では企業努力や投資、人材育成の意識は育ちにくい」と漏らし、「制度を全て否定するわけではないが、不備な点があるのでは」と疑問を呈した。さらに、「三セクの仕組み上、民間のように利益追求に専念できない。地元取引先の優遇などで利益が上がらなかった」とも説明。ホテルについては譲渡や売却も含めたあらゆる選択肢を検討しているとしている。


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by hiroseto2004 | 2018-09-17 20:26 | 西日本大水害(2018西日本豪雨) | Trackback