アメリカ大統領、サウジ皇太子と自分の娘婿の関係に苦慮/アメリカ上院議員がサウジに対する制裁を要求
2018年 10月 22日
新聞ワシントンポストが、「アメリカのトランプ大統領は、サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏の殺害事件の中で、サウジアラビアのムハンマド皇太子と、娘婿のクシュナー氏との関係は頭の痛い問題だとしている」としました。
ワシントンポストは、カショギ氏の殺害事件がアメリカ政府に及ぼした結果について語り、大統領補佐官であるクシュナー氏とムハンマド皇太子の関係は、トランプ大統領にとって頭の痛い問題だとしました。
また、アメリカ政府は現在、ムハンマド皇太子のような好ましくない人物との関係に価値があるとする確証が持てていないとしました。
CNNも、クシュナー氏とムハンマド皇太子の秘密の関係は、アメリカ政府関係者にとっての懸念を引き起こしているとしました。
カショギ氏は、10月2日、トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後、行方がわからなくなっていましたが、数日後、トルコ政府とメディアは、カショギ氏が総領事館の中で殺害されたと伝えました。
また、証拠から、カショギ氏がムハンマド皇太子の直接的な指示によって殺害されたことが明らかになっています。
一部のアメリカの議員は、政府に対して、サウジアラビアとの関係を見直すよう求めています。
アメリカ上院議員がサウジアラビアに対する石油制裁の行使を要求
アメリカ民主党の上院議員が、サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏の殺害事件に反応する中で、サウジアラビアに対して石油制裁を行使するよう求めました。
ザ・ヒルのインターネットサイトによりますと、アメリカのマーティン・ハインリヒ上院議員は、21日日曜、声明の中で、「アメリカは人権に反するサウジアラビアの行動に対して無反応でいることはできない」と語りました。
また、トランプ大統領のこの事件に関する慎重な立場を批判し、サウジアラビアがトランプ大統領の支援の下で、カショギ氏の殺害の結果の影響から逃れることができると考えているのは明らかだが、彼らに対して、それが間違いであることを示すべきだとしました。
カショギ氏は、今月2日、トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後、行方がわからなくなっていましたが、その後、メディアは、カショギ氏の切断された遺体が発見されたと伝えました。
トランプ大統領は、この事件に関して消極的な反応を示し、サウジアラビアの武器輸出を停止すべきではないとしました。
トランプ大統領はまた、これ以前に、カショギ氏の安否に関するサウジアラビアの筋書きを納得できるとして、容疑者の拘束を大きな行動だとして、これを賞賛していました。