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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

安田さん今後の取材は白紙も「紛争地帯の取材必要」

安田さん、とにかくお疲れ様でした。





内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放され、帰国したジャーナリスト安田純平さん(44)が2日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで、帰国後、初めて記者会見を開いた。

安田さんは質疑応答に応じ、その中で、今後も紛争地帯に取材に赴くのか? と問われると「今、現在、今後も行くかは全くの白紙、分からないです」と明言は避けた。一方で「家族の気持ちとして、私が思っていた以上に立派な対応をしてもらったと感謝しています。家族は私自身ではない。両親もかなり年ですし、捕まっているうちに亡くなっているということがありえた。そのことは気にかけていました。いいかげん、親孝行をしなければと考えていますので、今後の取材の仕方は、もう少し慎重に考えるというのはありかも知れません」とも語った。

また、フリーのジャーナリストが紛争地帯をはじめとした危険な地域に取材に向かう理由についても言及。「使命は、誰かから与えられるものだろうというおこがましいことを考えるのではなくて、私自身が知りたいこと、疑問に持ったことを皆さんに知ってもらえたらいいなと思ってやっている」と語った。

その上で「特に、国家と国家が武力を行使する…原則、国家は人を守るものだと思うが、国家が人を殺す決断をする。国民はそれを良いと考えるのか…そのための判断材料が必要だし、当事者から提供されるものだけじゃなく、第三者から提供されるものも必要だと思う。厳しい現地に、情報を取りに行くのは必要。めぐりめぐって日本にも影響が出る」と、あくまで当事国ではない第三国のメディアが現地で取材する意義を強調。「地球上で紛争なり起きている場所があれば、そこで起きていることを現地に入って見に行くジャーナリストは必要、というのが私の考え方です」と日本国外の紛争地帯を取材するジャーナリストの必要性も訴えた。

当初、会見は午前11時から正午までの予定だったが、安田さんは拘束から解放までの経緯を記憶に基づいてまとめたという書面を報道陣に配布し、その資料を元に1時間50分超に渡り、当時の様子を語った。その後、質疑応答に応じ、会見は開始から2時間半以上も続いた。【村上幸将】


by hiroseto2004 | 2018-11-02 21:02 | 事故・災害・事件 | Trackback