国連総会、ゴラン高原におけるシリアの主権を認める決議を採択
2018年 11月 17日
反対はイスラエルとアメリカのみ。
国連総会、ゴラン高原におけるシリアの主権を認める決議を採択
ゴラン高原でシリアの国旗を掲げる人々
シリアのゴラン高原に関する決議案が、16日金曜、国連総会で賛成多数により可決されました。
IRIB通信によりますと、151カ国がこの決議案に賛成したとしました。
同決議案に反対したのはアメリカとシオニスト政権イスラエルのみでした。
この決議はシオニスト政権に占領されたゴラン高原におけるシリアの主権を認め、同地域におけるシオニスト政権のすべての行動を無効としました。
この「ゴラン決議」は、国連総会第4委員会が検討した9件の決議のひとつです。
その他、パレスチナを支持し、シオニスト政権のパレスチナ人に対する行動を非難する8件の決議案も可決されました。
シリアのジャアファリ国連大使は、このゴラン決議が採択されたことを受けて、「この決議案が賛成多数で可決されたことは、イスラエルによるゴラン高原の占領が違法なもので国連憲章と国際法への違反だという明白なメッセージだ」と語りました。
また、ゴラン高原はシリアの領土の一部だとして、「シリア政府はこの地域を平和的な形であれ、戦争による方法であれ取り戻す」としました。
シオニスト政権は1967年、シリア領のゴラン高原およそ1200平方キロを占領し、その後しばらくして、この地域を占領地としました。
国際社会はこの地域の併合を正式に認めていません。
by hiroseto2004
| 2018-11-17 19:24
| 国際情勢
|
Trackback