安倍ジャパンのうさんくささー「女性就業率が上がった」と豪語しているが、第二次世界大戦中の工場や電車運転士が女性ばかりなのに似ている
2019年 02月 02日
安倍総理は、女性の就業率が上がったと豪語しておられる。
しかし、それって、ある意味、第二次世界大戦中の工場が女性ばかりだったり、広電電車の運転士が女子学生ばかりだったのに似ていないか?
現代の場合は、未婚率が上がっているとか、夫の所得が下がってやむなく働く、年配者だったら年金が下がってやむなく働く、という人も多いのではないか?
「年齢性別の差別なく働ける」という「人権保障」の文脈で総理が女性就業率向上を進めるならもちろん、結構なことだ。
しかし、今の安倍総理が進めている文脈では、女性も「疲れる」だけだろう。
家事、育児、介護はそれでも「女性がやって当たり前」という観念はまだまだ強い。
男子慶大生が5回強姦をやらかしても退学にならないとか、ひどすぎる。今日も、有名俳優による女性への暴行が報道された。また、権力関係を悪用したセクハラ・パワハラが放置されているのが日本だ。
このような背景のもとでの女性の就業率向上は、人権向上の文脈ではなく、「国家総動員」(戦時中は戦争のため、現代はアベノミクスとやらのため)の文脈でしかない。
安倍総理は「子連れ出勤」も推奨するという。子連れ出勤については授乳服の会社が実践して有名であるし、経営者の方のお話しを10年近く前にわたしも直接伺っている。
条件が整った職場ならそれも良いだろうが、必ずしもそういうところばかりではあるまい。そもそも、議会に子どもを連れてきたら大変なバッシングになったばかりの日本だ。そのあたりのことを無視して、国が子連れ出勤推奨と言われてもうさんくさく感じてしまうのである。結局、人間ではなく、「こき使う」対象としてしか見ていないのではないか、と。
by hiroseto2004
| 2019-02-02 19:26
| ジェンダー・人権(労働問題)
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