西日本豪雨から7か月の6日、土砂崩れなどで大きな被害が出た坂町小屋浦地区では、犠牲になった人を追悼しようと灯籠が並べられ、住民などが祈りをささげました。
坂町では、去年7月の豪雨で17人が亡くなり、特に被害が大きかった小屋浦地区では豪雨のあと毎月6日に、犠牲になった人を追悼しようと、ボランティアなどの有志が灯籠を並べる取り組みを続けています。
豪雨から7か月にあたる6日はボランティア11人が参加し、かつて山から崩れてきた大量の土砂に覆われた天地川沿いに、紙でできた灯籠300個あまりを並べていきます。
そして、日が落ちて暗くなると、地元の住民や小学生が灯籠の紙の部分に書いた「がんばろう小屋浦」とか「小屋浦復旧未来に向かって」といったメッセージがろうそくの明かりに照らされ浮かび上がりました。
このあと、準備をしたボランティアや地元の人たちが亡くなった人に対して黙とうを行いました取り組みを続けているボランティア団体の大小田伸二さんは「ずっと土砂撤去のボランティアで関わってきた小屋浦のためになにかしたいと始めました。豪雨一年までは続けていきたい」と話していました。