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県政にガツンとモノ申し、何があっても心配しないで良い広島を


by hiroseto2004
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「逆コース」の終着点としての広島中央署盗難事件

広島県警中央署内の現金盗難事件。警察は「既に死亡した30代の警部補が関与」
という形で幕引きを図ろうとしています。正直納得できません。
それとともに、今回のようなことは、これまでの歴史の積み重ねの中で起るべくして
起きた、すなわち警察の民主化が不十分だったことに起因して起きていることを
指摘せざるを得ません。
第二次世界大戦前の警察(内務省)に対しては、時の与党(立憲政友会と立憲民政党のどちらか)が人事に介入し、選挙を有利に運びました。
政党による介入があまりにも露骨で、政党への不信が広がり、軍部台頭の一因になったのです。
戦後はその反省から公安委員会制度ができ、中立性が担保されたはずだった。警察は「民主警察」として再出発しました。
だが、その後、いわゆる「逆コース」の中で公安委員会制度が形骸化し、警察に対するチェック機能が全く働かないに等しい状態に至ったのです。
その行き着いた先が広島中央署の現金盗難です。
「共謀罪」も何が不味いかと言えば、実は日本の場合は、警察に対するチェック機能がない状態での導入だったからと言う面があります。
例えばノルウェーでも共謀罪はあるが、監視対象を選ぶ際も第三者機関のチェックを受け、捜査終了時にも報告する仕組みになっています。
警察へのチェックが働かない現在の仕組みを改革する必要があります。
・公安委員の公選制・推薦制・リコール制の導入。
・公安委員会に警察とは独立した事務局を設置し、警察内部の不祥事を外部から調査できる力を持たせる。
などの仕組みの整備は必須であると考えます。

by hiroseto2004 | 2019-02-22 16:23 | 事故・災害・事件 | Trackback