「うまい演説」は心に残らない時代
2019年 03月 26日
「うまい演説」は心に残らない
「うまい演説」は実は心に残らない。
むしろ、一昨日の広島市長選挙の新人候補の街頭での「タウンミーティング」での「息子が高校に合格したけど20万円もかかってたまらない。学費はただになりませんかねえ」ととつとつと訴えてくれたお父さんの言葉の方が印象に残った。
俺も、介護現場と利用者様のご家族の苦悩について訴えたが、リアルなので言葉に詰まってしまった。普段の街頭演説のようにすらすら言葉が出ない。しかし、「良かった」という言葉をいただいた。
そんなものだ。というか、時代は変ったのではないか?
1990年代から00年代前半くらいまでだと、うまい演説をして、イメージをアップして得票、というモデルが全盛だった。バブルの余韻もあり、それは人びとに余裕がまだあったからだろう。
しかし、今は違う。若者から俺らミドル、そして年配者に至るまで苦しい。いわゆる低所得者層だけでなく中間層まで苦しい。むしろ、心の底からのモノが大事な時代なのだ。
by hiroseto2004
| 2019-03-26 08:42
| 統一地方選挙2019
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