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by hiroseto2004

JAXA管制業務の31歳男性が過労自殺 労災を認定

「日本凄い」というが、現場にこういう実態があることを反省しなければならないですね。





 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター茨城県つくば市)で温室効果ガスを観測する人工衛星「いぶき」の管制業務に携わっていた佐藤幸信さん(当時31)が自殺したのは、過重な業務負担などによる精神疾患が原因だとして、土浦労働基準監督署(同県土浦市)が労災認定したことがわかった。遺族側代理人の川人博弁護士らが3日、記者会見して明らかにした。

 佐藤さんは、2010年4月にソフトウェア開発の「エスシーシー(SCC)」(東京都中野区)に入社。15年からグループ会社「宇宙技術開発(SED)」に出向し、同社がJAXAから請け負った「いぶき」の管制業務に携わっていた。16年10月、自宅で自殺した状態で発見され、遺族が17年6月に労災を申請していた。

 川人弁護士によると、土浦労基署は、佐藤さんが人工衛星の管制業務に加えて人工衛星のスケジュールを管理するシステムのソフトウェアの開発も求められるといった「達成困難なノルマ」を課されていたことや、上司との間にトラブルがあったこと、亡くなる直前に大幅に仕事量が増えていたことを認定。全体として強い心理的な負荷がかかって適応障害を発症し、自殺に至ったとして、今月2日付で労災を認定した。

 川人弁護士は、24時間365日、切れ目なく緊張が強いられる管制業務の中で、佐藤さんは夕方から翌朝まで約16時間におよぶ夜間勤務が月7回もある過酷な交代勤務をしていたと指摘。さらに16年9月からは仕事の責任が重くなり、残業時間も月70時間以上になったという。

 また、上司は、佐藤さんが残業を申請しようとすると注意し、正しく残業時間が申請できずにサービス残業を余儀なくされていた。具体的な説明がないまま上司から仕事のやり直しを命じられることが複数あり、亡くなった日には30分ほど叱責(しっせき)されていたという。

 川人弁護士は会見で「注目を浴びる宇宙空間での取り組みの背後で、極めて過重な労働実態があることが示されている」と述べ、プロジェクトを担うJAXAや環境省に労働環境の改善に早急に取り組むよう求めた。

 会見で佐藤さんの母親の久恵さん(60)は「過労死は、ただ真面目に仕事に向き合っている人だれもが巻き込まれてしまう可能性のある理不尽なこと。仕事のために命を失うことなど決してあってはならない」と話した。

 会社側のSCCは「労災認定を真摯(しんし)に受け止め、しっかりと再発防止に努めていきたい」としている。

 JAXAは「(業務の)発注者として改善すべき点があるかどうかを含めて状況把握につとめてまいりたいと考えている」とのコメントを出した。


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by hiroseto2004 | 2019-04-03 20:27 | ジェンダー・人権(労働問題) | Trackback