8月6日の広島原爆の日まで1週間となり、広島市の平和公園では平和記念式典に向けて会場の準備が進められています。
会場の準備作業は、今月21日から進められ、これまでに参列者を日ざしから守る41張の大型テントが設営されました。
30日は式典当日に合唱団が使用する原爆慰霊碑の東側のスペースに15メートル四方のテントが設営されたほか、参列席の近くにある段差にスロープを取り付ける作業が行われました。
厳しい日ざしが照りつける中、およそ20人の作業員が手分けをしてクレーン車を使いながらテントの白い幕を張っていました。
参列席の暑さ対策としてことしも細かい霧を吹き付けるミスト装置が取り付けられるほか、細かい霧が出せる扇風機も新たに設置されるということです。
式典には、今月10日の時点で去年より10か国多い95か国とEU=ヨーロッパ連合代表部の大使などが出席すると広島市役所に回答していて、このほかアメリカも参列する意向を示しているということです。
平和記念式典は、8月6日の午前8時から行われます。