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by hiroseto2004

通勤でも公的介助が使えない 24歳障害者の願い 重度訪問介護の矛盾 (京都新聞)

こういう記事が増えてきました。対応は、法律ではなくて厚労省の告示を変えれば済む話です。医療技術の発達で、今後、日常的に介護は必要だけど働くことも出来る、という人がますます増えてくるでしょう。時代状況の変化に合わせて告示を変えていきましょう。


通勤でも公的介助が使えない 24歳障害者の願い 重度訪問介護の矛盾

8/1(木) 8:30配信

京都新聞

 朝の駅ホームを足早に行き交う人々。到着する列車のアナウンス。京都市営地下鉄今出川駅(京都市上京区)から乗って、竹田駅ホームで乗り換えの近鉄電車を待つ。電動車いすの米国籍のライスチョウ・ノアさん(24)=上京区=のそばで、ノアさんの介助を約4年間続けているヘルパーが見守る。ノアさんは進行性の難病患者で人工呼吸器を装着し、30分に1回程度、たん吸引が必要だ。ノアさんの通勤時間は約40分。
 「重度訪問介護」という公費のヘルパー派遣制度が、ノアさんの暮らしを支えてきた。一日24時間、身体介助から生活支援、外出支援、就寝時の見守りなど柔軟にヘルパーが支える制度。しかし夢だった就職を果たした今年、壁に突き当たった。重度訪問介護の規定では、「通勤・経済活動にかかる支援」は雇用主が負担すべきとされ、公的補助の対象外だ。

【動画】制度の谷間で 行き場のない医療的ケア児

重度障害の参院議員と同じ壁

 通勤時のヘルパー費をどうすればいいのか、雇用した社会福祉法人は負担の重さにうめく。ノアさんは「休みの日も仕事の日も、わたしの医療的ケアに慣れたヘルパーが必要」と訴える。
 ノアさんが直面している、重度訪問介護の「就労の壁」。重度障害者が働くと、その時間は公的な介護保障が打ち切られる制度の矛盾。人工呼吸器を装着した重度障害のある参院議員が誕生したことで、重度訪問介護制度の規定は、1日開会の国会も揺さぶっている。
 ノアさんと法人の相談を受けて、京都市はさいたま市などとともに昨年度、国にノアさんの事例を地方分権改革に関する提案募集で、こう要望した。「重度訪問介護の提供場所から就業先や通勤中が除かれているのは合理的でない」
 しかし、厚生労働省は応じる姿勢を見せていない。さらに、障害者雇用を助成する仕組みにも、問題があることが分かった。

 同志社大に在学中、社会福祉を学んでいたノアさんは医療機関でソーシャルワーカーとして働く未来を思い描いていた。難病患者で重度障害があるが、病院などに就職活動をした。現行制度で就労中に重度訪問介護(重訪)が使えないことをノアさんは知っていた。周囲にも相談したが解決策が見えない。「ひたすら『重訪の就労の壁』が就職活動先にばれないよう、話題に出さずに面接を受けていました。採用されてからどうにかすればいいと、甘く淡い期待を抱きながら」
 何度も就活で落ちた。それでも学生時代の実習先だった伏見区の社会福祉法人がノアさんを採用。社会福祉士の資格を取り、今は相談員として働く。
 重度訪問介護が就労時に使えないと、体調を崩すなどして会社を休んだ時に、家で介助するヘルパーを急きょどう確保するか、という問題も生じる。就労時も働かない時も、同じ仕組みで介護保障しないと生活実態に合わないという障害者の声は切実だ。


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by hiroseto2004 | 2019-08-02 07:28 | 介護・福祉・医療 | Trackback