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by hiroseto2004
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「核兵器禁止条約署名とASEAN加盟」という選択【備忘録】

「核兵器禁止条約署名とASEAN加盟」という選択【備忘録】

日本の今後は、「核兵器禁止条約」とASEANに正式加盟、という選択が有力だと思う。

日本はいまや夏は東南アジアより暑いくらいだ。
いまや日本は冬も極端な寒波は時々あるが総体としては暖かくなった。

それはともかく、地理的にもフィリピンはお隣だ。さらに中国と経済関係が深い一方で領土問題もあるという意味でも日本と東南アジアは状況を共有している。

ASEAN加盟の場合は、当然、「日本が指導する」というのではなく、「対等平等」な心構えでだ。

ASEAN諸国はほぼ核兵器禁止条約に署名し、東南アジア非核地帯をつくっている。タイとベトナム(中国と地続きで中越戦争という体験もあるが)はすでに核兵器禁止条約を批准もしている。日本は見習うべきだろう。

ASEANはまとまって中国と交渉している。中国との関係は大事だが、言うべきことはASEANでまとまって交渉する。労働者が労働組合をつくって交渉するのに似ている。

はっきり言えば、日本のASEAN加盟は、実務的にはそうネックはないだろう。

ネックがあるとすれば、明治以来、アジアをどうしても下に見る日本人に根強くあった意識であろう。

あるいは第二次世界大戦以降の「日本が東南アジアを解放してやった」意識もネックであろう。

すでにマレーシアなど、民主化という意味でも日本は見習うべきだろう。

なお、アジアを下に見る意識のまま対米自立というのが一番危険で、日本の完全孤立、フルボッコというシナリオが現実味を帯びる。そこまでいかなくともいつまでもアジアの覇権国気取り(アメリカには従属しつつだが)では疲弊するばかりだ。

また、ASEAN加盟は、市民連合や立憲民主党、日本共産党などが提案する北東アジア非核地帯構想とも矛盾しない。日本は古来、北東アジアと東南アジア双方の文化圏でもある。

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by hiroseto2004 | 2019-08-11 13:12 | 国際情勢 | Trackback