ポストモダニズムに悪のりしたボルソナロ
2019年 08月 26日
ポストモダニズムに悪のりしたボルソナロ
ブラジル大統領のボルソナロ。マクロン(この男はこの男で「フランスの若い安倍」といえる新自由主義者だが)が、G7でアマゾン火災を議題にすることを、「植民地主義」だと逆切れした。
確かに、モダン(近代)は、植民地主義の上に成り立ったのは事実だ。フランス帝国主義が、かつては、アルジェリアで植民地支配、核実験しまくり、今は中東空爆しまくりなのも事実だ。日本での水道利権獲得や核廃棄物ビジネス展開を狙っているのも事実だ。
しかしだ。それはそれとして、ボルソナロがこれまでアマゾン火災を環境保護団体の仕業だとか開き直っていたのはどう見てもおかしいだろう。
この男は、ポストモダニズムに悪のりしたならずものだ。
こんな男がなぜ、大統領になってしまったのか?
ルラ→ルセフの左翼政権(2002ー2018)が、五輪開催でつまずいたのもいたかった。ブラジル国民の不満がたまり、極右のボルソナロがアウトサイダー的にバカ受けしてしまった。
日本のように、欧米に卑屈、韓国にだけ居丈高というのもイヤだが、ボルソナロの「先進国を批判する勢い余って暴走」というのは「日本がいつか来た道」にも似ている。
ブラジルには広島県からも多くの日本人が移住されている。こんな男の政治があと3年続くことを考えると心が痛む。
by hiroseto2004
| 2019-08-26 20:40
| 思想・哲学
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