アメリカのメディア、「対イラン制裁は権力の悪用」・マレーシア首相が、イランに対するアメリカの敵対的な政策を批判
2019年 09月 29日
とにかく、アメリカがイランへの制裁をやめることです。そうでなければ交渉もなにもない!
アメリカのメディア、「対イラン制裁は権力の悪用」
イランとアメリカの国旗
アメリカの月刊誌「アメリカン コンサバティブ」が、「イランに対するアメリカの経済戦争は、ある種の権力悪用であり、早急に停止されるべきである」と報じました。
アメリカン コンサバティブは、「対イラン経済戦争を終結させよ」と題した記事において、国際金融ネットワークの操作・管理、イランと通商協力を行っている個人や企業、国の処罰を目的としたアメリカの工作に触れ、「アメリカのトランプ政権は、最大限の圧力を駆使してイランを経済面で包囲しているが、これは国際法に照らせば戦闘行為に当たる」と報じています。
また、「実際に、我々の政策は8000万人の人口を擁する国を現代的な方式で方位しており、イラン政府が反応を示せば、トランプ政権はいかにも驚愕したような素振りを見せる」としました。
さらに、「イランに対するトランプ政権の経済戦争の第1の犠牲者は、最も被害を受けやすい人々、最貧層、希少な医薬品を必要とする病人らである」としています。
そして、「このような戦争は早急に停止されるべきである。それは、そうした場合にのみ真の外交が存在すると考えられるからだ」としました。
アメリカ政府は、昨年5月8日に国連安保理決議に反して一方的に、イランとの間に取り交わしていた核合意から離脱し、イラン国民に対し最も厳しい経済制裁を科しています。
マレーシア首相が、イランに対するアメリカの敵対的な政策を批判
マレーシアのマハティール首相
マレーシアのマハティール首相が、アメリカによる対イラン制裁行使や、各国に対する対イラン取引の停止強要を批判しました。
タスニーム通信によりますと、マハティール首相は28日土曜、国連総会で演説し、国際社会に対し制裁問題に関する法規を定めるよう求めています。
また、「一体、どの法律にそって制裁が行使されているかは明らかではないが、自分の見たところ、これは富豪や権力者が持つ特徴や利権だと思われる」と述べました。