真「西洋の没落」の時代 民主主義や人権を守るため、米英仏に求められること
2019年 12月 14日
真「西洋の没落」の時代
2019年はベルサイユ条約100周年だった。第一次世界大戦とは、経済的な意味での勝者は実はアメリカで、負けたのはドイツだけでなく英仏もだった。だから「西洋の没落」が叫ばれた。それでも、第二次世界大戦で米ソに移行する形で「西洋」は続いた。しかし、1989年の東欧革命でまず東側が崩れ、2019年には英国と日本が崩壊状態で西側も崩れてきた。アメリカもトランプ大統領はご覧のとおりだ。そして、中国やインドの躍進で「西洋」の優位は崩れたといえるだろう。
ただ、そういうなかで、そうはいっても一定程度ひろがっていた人権とか民主主義が真「西洋の没落」の巻き添えになってうしなわれることが危惧される。
民主主義や人権を守るため、米英仏に求められること
真「西洋の没落」時代は、西洋の没落の巻き添えで、人権や環境、民主主義が犠牲になりかねないリスクをはらむ。
こういう時代だからこそ、米英仏の主流(アメリカの場合は非トランプ系)が植民地支配や核実験、イラク・アフガニスタン侵略などを謝罪することは大事だ。
米英仏が散々悪事をやってきたことを脇において「人権」「民主主義」「環境」などを叫んでも多くのアジアやアフリカ諸国には胡散臭くみられかねない。
もちろん、国内においては、格差是正にとりくむことだ。
外交でダブスタ是正、国内で格差是正。「没落」だからこそ、スジをきちんととおすべきだ、(それが難しいのは百も承知だが言わなければもっと事態が悪化しかねないのでいわざるをえない)
by hiroseto2004
| 2019-12-14 21:25
| 思想・哲学
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