正月の飾りなどに使われる「葉つきみかん」の出荷が19日、呉市の下蒲刈島で行われています。
「葉つきみかん」は、葉がついたまま収穫されるおよそ3センチから5センチ程度の強い甘みと爽やかな香りが特徴のみかんで、正月のしめ飾りや鏡もちなどに使われます。
年の瀬を前に呉市下蒲刈町では19日、出荷作業が行われていて、選果場には、およそ150の農家が収穫した23トンあまりが集められました。
「葉つきみかん」は機械で選別できないため、地元の農家や選果場の職員などおよそ40人が、1つ1つの大きさを手作業で確認し、箱詰めしていました。
出荷作業は19日の1日で終わり、他の選果場で箱詰めしたものと合わせて、例年並みのおよそ25トンを出荷する予定だということです。
JA呉ふれあい課の折手桂司郎さんは「鏡もちに飾っていただくのはもちろんですが、実は食べてもおいしいので、皆さんには目で楽しんでもらい、舌でも味わってもらいたいです」と話していました。