国連特別報告者がソレイマーニー司令官暗殺を非難・イラク・聖地カーゼマインでソレイマーニー司令官らの葬儀が実施(動画)
2020年 01月 04日
国連特別報告者がソレイマーニー司令官暗殺を
国連特別報告者がソレイマーニー司令官暗殺を非難
国連のアグネス・カラマード特別報告者が、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官(最終階級は少将)の暗殺を、「違法な行為で国際法違反だ」と指摘しました。
メフル通信によりますと、カラマード特別報告者は3日金曜、ツイッター上で「ソレイマーニー司令官と(イラク民兵組織ハシャド・アルシャビの)アルムハンディス副司令官の殺害を目的としたテロは、違法な行為であり国際法にも違反している」と述べました。
同氏はさらに、「テロを目的として無人機やその他の設備を利用することは違法だ」と続けました。
国際人権法によりますと、“殺傷能力のある兵器は、深刻な脅威を回避するためにこれら兵器の基本的必要性がある場合に限り、使用できる”としています。
イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は3日金曜未明、イラク・バグダッド空港付近で米国のテロ・侵略軍の空爆を受け、アルムハンディス副司令官らとともに殉教しました。
イラク・聖地カーゼマインでソレイマーニー司令官らの葬儀が実施(動画)
イラク・バグダッド北部にある聖地カーゼマインで、イランイスラム革命防衛多ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官やイラクの民兵組織ハシャド・アルシャビのアルムハンディス副司令官らの葬儀が実施されています。
IRIB通信によりますと、3日金曜、米軍の空爆により殉教したソレイマーニー司令官やアルムハンディス副司令官らの葬儀は4日土曜午前、イラク人の大規模な参列により、聖地カーゼマインで実施されています。
イラク国民の要請により、この殉教者らの葬儀は、同国のそのほかの聖地ナジャフやカルバラでも実施されることになっています。
イラク・バグダッド空港付近での3日の米軍のテロ攻撃で、ソレイマーニー司令官とアルムハンディス副司令官を含むイラク人やイラン人の軍事関係者及び戦士ら10人が殉教しました。
イラン人の殉教者の遺体は、4日土曜夕方イランに移送され、5日日曜イラン北東部マシュハドにて、さらに6日月曜テヘランで葬儀が実施される予定です。