イランとサウジアラビアが緊張する両国関係をめぐり協議の用意あり
2020年 01月 23日
2016年正月に事実上国交断絶の両国ですが、仲直りの兆しがでてきました。
いいことです。歓迎します。だいたい、イスラーム同士でなぐりあって、喜ぶのは米英仏などの武器会社だけです。
イランとサウジアラビアが緊張する両国関係をめぐり協議の用意あり
イランとサウジアラビアが、現在の緊張する両国関係をめぐって協議する用意があると表明しました。
レバノンのアルマヤーディン・テレビが22日水曜、報じたところによりますと、サウジアラビアのファルハン外相は、「多くの国々が、わが国とイランとの協議に当たっての仲介役を引き受けるとのオファーを申し出ている」とし、「サウジアラビアは、イランとの協議を開始する用意がある」と語っています。
こうした中、イラン大統領府のヴァーエズィー長官は22日、毎週恒例の定期閣僚会議において、「イランは、サウジアラビアとの関係改善を歓迎する」と述べました。
また、「イランは過去にはサウジアラビアと良好な関係を有していた」とし、「イランとサウジアラビアの関係における緊張緩和は、地域にとっての利益となる」としています。
この報道によれば、イランとサウジアラビアはこの数ヶ月間、両国間関係の緊張緩和に向けたメッセージをやり取りしてきたということです。
これ以前にも、イラクのアブドルマハディ暫定首相が、「最近イラクにて殉教したイランイスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官は、サウジアラビアとの対話・協議に向けたイランのメッセージの伝達役だった」と語っています。
ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招待により同国を訪問していましたが、今月3日未明、イラク・バグダッド空港付近でアメリカ軍の空爆によりテロ暗殺され、殉教しました。
サウジ外相、「イランと協議する準備ができている」
サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン外務大臣が、同国はイランと協議する準備ができていると述べました。
ファルハン大臣は、スイスのダボスで開催されている第50回世界経済フォーラムで、イラン政府とサウジ政府の関係について記者団に見解を述べました。