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by hiroseto2004

イラン国会議長、「EUは核合意の話をするだけ」

2月 24, 2020 18:21 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー議長とシャレンベルク外相がテヘランで会談
    ラーリージャーニー議長とシャレンベルク外相がテヘランで会談

イランのラーリージャーニー国会議長が、核合意に対するヨーロッパ諸国の立場を批判し、「EUは1年間、核合意に関して話をしてきただけで何ら行動を起こしていない」と述べました。

イルナー通信によりますと、ラーリージャーニー議長は23日日曜夜、テヘランでオーストリアのシャレンベルク外相と会談し、イランとの円滑な金融取引を目指す「貿易取引支援機関・INSTEXが機能していないことを指摘し、「核合意によるイランの経済利益は、これまで確保されていない」と苦言を呈しました。

EUおよび英独仏の3カ国は、2018年5月8日に米国が核合意を離脱した後、イランの経済利益を確保し合意を存続させると約束しました。しかし、これまでこの約束はほとんど守られていません。

さらに、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官が、西アジア地域でのテロ組織ISISの掃討に重要な役割を果たしてきたことに触れ、「ソレイマーニー司令官の聖なる戦いがなかったら、今頃地域でISISによる危機が頂点に達していただろう」と語りました。

ラーリージャーニー議長はまた、「イランと抵抗戦線はISISとの交戦状態に入ったが、米トランプ大統領はただスローガンを掲げたのみだった。誰がISISを形成させたのか、それは万人の知るところだ」としました。

一方のシャレンベルク外相もこの会談で、テヘラン訪問に喜びの意を示すとともに、「イランは美しき文明国である」として「核合意存続に向けて全面的な努力がなされる必要がある」と述べました。

ソレイマーニー司令官は今年1月3日未明、イラク政府の正式な招待を受けて同国を訪問中に、バグダッド空港付近で米テロリスト軍に空爆され、他の同行者らと共に殉教しました。

米国防総省の発表によれば、トランプ大統領自身がこの暗殺命令を出したということです。



by hiroseto2004 | 2020-02-24 18:56 | 国際情勢 | Trackback