【北京時事】中国政府は7日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、同日午前0時(日本時間同1時)時点の中国本土の累計感染者が前日より99人増え8万651人になったと発表した。中国の新規感染者が100人を下回るのは全国集計の公表を始めた1月21日以来となる。治癒して退院した人は5万5404人となった。

 中国本土で死者が増えたのは湖北省だけで、前日比28人増の3070人。感染者は湖北省以外で25人増えたが、このうち24人は海外からの入国者だった。イランからは甘粛省で17人、上海市で3人の感染を確認。北京市ではイタリアから3人、広東省ではスペインから1人の感染を確認した。帰国した留学生や旅行者ら「逆流入」した感染者はこれで60人となった。