新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、広島県教育委員会は、5月6日までとしていた県立高校などの休校期間を、来月31日まで延長することを決めました。各地の小中学校については、この決定を参考にしながら休校を延長するかどうか判断される見通しです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県内の公立の小中学校や高校などは、今月13日から順次、臨時休校になり、休校の期間は一部を除いて5月6日までになっています。
しかし、今月16日、政府からの緊急事態宣言が全国を対象に出されたことなどから、広島県教育委員会は、感染リスクの回避や県民の不安解消を図るためには、休校期間がさらに必要だと判断し、県立高校や特別支援学校などの休校を来月31日まで延長することを決めました。
県教育委員会は、この決定を参考にするよう県内すべての市と町の教育委員会に通知し、各地の小中学校については、この決定を参考にしながら休校を延長するかどうか判断される見通しです。
また、県立高校などの授業を6月1日から再開できるかどうかについては、県内の感染状況などをみて来月下旬に判断するとしています。
休校中の子どもたちの学習をめぐっては、授業の動画配信やオンラインの授業を取り入れる高校もありますが、こうした取り組みは一部の学校に限られていて、休校期間がさらに延長されることで、学習機会の確保がいっそう大きな課題になるとみられます。