新型コロナウイルスの感染拡大の影響でアルバイト収入が減った大学生を支援しようと、東広島市は学生を雇用して役所の事務作業の補助にあてています。
東広島市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けアルバイト収入が減るなどした市内の3つの大学などの学生52人を、13日から来月中旬まで1か月間雇用しています。
学生が行うのは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた一律10万円の「特別定額給付金」に関する事務作業の補助で、学生を雇用することで給付を早める狙いもあります。
東広島市役所では14日におよそ20人の大学生が、住民から届いた申請書類を50ずつの束にまとめて開封したり、記入漏れがないか確認したりしていました。
男子学生は「SNSでバイトを知り応募しました。飲食店のアルバイトが出来なくなり収入がなくなって困っていたので助かります」と話していました。
また、去年10月に中国から留学した大学院生は「生活費、学費、資料代にあてていたアルバイト代がなくなりました。こうした取り組みに感謝したい」と話していました。
東広島市役所新型コロナウイルス対策室の片岡隆夫さんは「給付を早くすることと、困っている学生を支援しようということで始めました。学生さんは仕事が早く的確でとても助かっています」と話しています。