広島県は、新型コロナウイルスの対策会議を開き、スナックやバーなど、各地でクラスターが起きた施設で残る休業要請を解除しました。
飲食店に対する酒などの提供時間の制限などもあわせて解かれ、県内の主な行動制限は、すべて解除されました。
広島県は、事業者への休業要請について、今月15日に大部分を解除しましたが、スナックやバー、それにスポーツクラブなど、各地でクラスターが起きた施設については、慎重な対応が必要だとして継続してきました。
県は、その後も県内の感染状況は落ち着いていることなどを受けて22日午後6時から対策会議を開き、期限の目安の来月1日を待たずに、これらの要請を解除しました。
ただ、解除にあたっては、感染予防策や顧客の出入りの管理、それに施設で感染が起きた場合の濃厚接触者の調査や必要に応じた店名の公表に協力することなどを、条件として求めることを決めました。
会議では、飲食店での酒などの提供時間の制限や、土日の外出自粛要請もあわせて解かれ、これで県内の主な行動制限はすべて解除されました。
今後は、感染の再拡大を防ぎながら、社会経済活動を取り戻していく新たな段階に移っていくことになります。