イラン外務省報道官、「米政府は、他国への説教よりも国内問題に対処すべき」
2020年 06月 01日
アメリカの「国徳」の低下は深刻です。ダブスタを続ければ続けるほどそうなる。ただ、アメリカの衰退の道連れで人権とか民主主義が後退していくことにならないよう、アジアやイスラームの民衆の連帯をすすめていければと思いますね。
イラン外務省報道官、「米政府は、他国への説教よりも国内問題に対処すべき」
6月 01, 2020 16:15 Asia/Tokyo
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、米大西洋評議会のあるメンバーの発言に反応し、「他国に説教する暇があるのなら、国内問題に対処すべきだ」と強調しました。
米国のシンクタンク・大西洋評議会のバーバラ・スラヴィン上級研究員は、イランのザリーフ外相が、「米国は黒人差別を終わらせるべき」とツイートしたことに対し、「まずは自国をきちんとしなさい。我々は自らの国を立て直す」と返しました。
ムーサヴィー報道官は31日日曜、スラヴィン研究員のこの主張に反論し、「あなた方は、これほどまでに他国への説教に慣れきってしまった。上から目線で他国から“イランに説教するな”と注意されることが、あなた方を不愉快にさせている」としました。
また、「世界規模で情勢不安が問題視されている中、米国は自ら引き起こした罪の多くをあがなうことに努めるべきだ」と語りました。
そして、米国には民主主義が欠如している、と指摘し、「先の大統領選挙では、クリントン候補が市民の票を獲得していたにもかかわらず、トランプ氏が勝利を収めた」と述べました。
米ミネアポリスで先月25日、黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に膝で首を押さえつけられ、窒息死しました。
この事件を受け、ミネアポリス市民は翌日の26日から市内の街頭に繰り出し、抗議デモを実施、数日後にこのデモは米全土に広がりました。
こうした中、トランプ米大統領は抗議者たちを暴徒扱いし、抗議者は警察と軍の銃撃の対象となるとして脅迫しました。
by hiroseto2004
| 2020-06-01 17:39
| 国際情勢
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