広島市内の多くの公立学校は、新型コロナウイルスの影響で夏休みを短縮したため、例年より早く24日から授業を再開しました。
広島市内の多くの公立学校は、例年、8月末までの1か月あまりが夏休みの期間ですが、ことしは新型コロナウイルスの影響で休校が続き、授業時間を確保するため通常の半分以下にあたるおよそ2週間の夏休みとなりました。
市内では24日から多くの公立学校が授業を再開し、このうち南区の段原小学校でも、朝から子どもたちが元気な様子で登校しました。
密集を避けるため、体育館での全校集会を行わず、ことしはそれぞれの教室に設置されたテレビ画面を通じて校長などのあいさつが伝えられました。
それぞれのクラスでは、感染防止対策として児童に体温などを書いてもらったチェックシートを担任の教諭が確認し、このあと、児童たちは、マスクを着用しながら授業を受けました。
6年生の男子児童は「夏休み中は、人が密集しないような森林にキャンプに行きました。マスクをしながらも熱中症にかからないよう気をつけて生活したいです」と話していました。
段原小学校の島本靖校長は「例年になく早い時期からの学校再開となりましたが、感染対策や熱中症の予防など子どもの健康や安全がおろそかにならないよう指導にあたりたい」と話していました。