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by hiroseto2004

視点:イラン核合意合同委員会 存続に向けた正念場 

9月 01, 2020 02:25 Asia/Tokyo
  • イラン核合意合同委員会
    イラン核合意合同委員会

イラン核合意合同委員会の会合が、9月1日火曜、オーストリアの首都ウィーンで、イラン及びP4+1(フランス、ロシア、中国、イギリス+ドイツ)の代表団及びEU欧州連合の調整役が出席して開催される予定です。

今回の会合は、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が先週イランを訪問し、イランとIAEAが協力拡大することで新たな合意に達した後に開催される初の会合になります。 この合意に基づけば、イランは相手が指摘する問題解決に向けた検証活動を促進しますが、情報が分析された後では、IAEAはイランに対してそれ以上の質問や対象となる施設以外への査察を要求することはできません。
この点に関し、EUのシュミット欧州対外行動庁事務局長はツイッター上で、この合意をテヘランからの朗報、と評価し、「同時に、我々は来週の合同委員会会議でも核合意の存続に向けて努力を続けるだろう」と述べました。
イランのアラーグチー政務担当外務次官は、すでにウィーン入りしており、会議の開始に先立ち、IAEA事務局長、会議に出席する代表団の一部代表、さらにオーストリア外相とも会談する予定です。

一連の会談は、イランを標的とした米国の最大限の圧力政策が手詰まりとなっているのを大勢の人が目撃している中で開催されます。
この点について、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表は最近、ツイッターに投稿し、次のように述べました。

我々はこの合意(イラン核合意)を、2つの理由から維持しなければならないということをここに明言する。 一つは、効果的な代替手段はないということだ。我々に別の合意が存在し、それを『トランプ合意』と呼べるなどという構想はまったくもって不可能である。見解の相違を解消し、合意に達するのに12年間を要しているのだ...」
あらゆる反対と批判にもかかわらず、ポンペオ米国務長官は、米国の政策を国連で強行しようと工作し、そのアプローチとして、安保理議長に書簡を送り、紛争解決メカニズムの発動を要求しました。しかしこの試みも失敗に終わり、国連安保理会議で、大多数のメンバーが米国の要請に反対していることに注目し、安保理議長は「これ以上の措置を講じることはできない」と表明するに至ったのです。

イランのザリーフ外相はこれ以前に、国連安保理の今期議長に宛てた書簡の中で、米国は諸々の理由でイランに対し「廃止された決議の規定を復活させる」権利がない、と指摘していました。
米国はイラン核合意からきっぱりと離脱し、紛争解決メカニズムを発動する権利を正式に放棄しています。米政府は、2018年5月11日、核合意のすべての当事国に対し、米国が今後、イラン核合意に関連する会議や活動に参加しないことを通告しました。
現在も、米国の反核合意政策への反発が強くなっていることは、米国の一方的な戦略がもはや国際社会に受け入れられないという明確なメッセージとなっています。
イラン外務省のハティーブザーデ報道官はこれ以前に、ウィーンで開催されるイラン核合意合同委員会会議について、「米国の反逆と一国主義の傍で、核合意において統一された掛け声があがることを期待している」と語っています。


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by hiroseto2004 | 2020-09-01 20:20 | 国際情勢 | Trackback