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by hiroseto2004

菅新総裁へのイランでの見方

菅新総裁へのイランでの見方です。





9月 14, 2020 16:53 Asia/Tokyo

世界も注目する日本の新首相選出をかけた自民党総裁選は予想通り、菅官房長官が過半数の得票で総裁に選出されました。

安倍首相は、これまで7年8ヶ月に渡る在任の後、自身の健康関連の問題を理由に、来年11月の総選挙までの任期を残したまま、記者会見で電撃的な辞任を表明しました。

今月16日には、今回自民党総裁に選出された菅官房長官が衆参両院の本会議で総理大臣への指名を経て組閣本部を設置し、菅内閣を発足させることになっています。

現在71歳になる菅氏は、近年は安倍首相の最も忠実な相談役であるとともに、官房長官として活躍し、また政治コーディネーター、官僚制度の監督者の任を務めました。こうして8年近くにわたり、首相に次ぐ政府高官を務めたことから、菅氏は日本の政治・社会問題の多くに精通することとなり、今後も安倍首相の提唱する経済政策・アベノミクスを継承していくものと予想されます。日本国民は生来、非常に慎重な国民であり、変化をなかなか受け入れにくいとされています。このため、自民党の関係者は、経験豊富な人材の選出により、次の選挙までの残りの期間中に国がこれまでの進路を続行し、中短期的な方針に変化が生じないよう、経験豊富な人材の選出を決定したといえるでしょう。

日本では、「勝って兜の緒を締めよ」という諺にも言われるとおり、戦勝にも決して気を緩めることなく、逆に引き締めることが慣習とされてきました。現在も、菅氏は日本の国家元首の地位に上り詰めた一方で、安倍首相のこれまでの業績の維持とともに、今後直面する諸問題を予測し、決意を新たにする必要があるでしょう。

安倍首相はそのカリスマ的な統率力、国粋主義、野望にあふれた大胆さ、旧来の保守性からの脱却といった一連の特性により、日本人の中でも独自性ある人物となっていましたが、その後継者となる人物には、こうした特性の一部が欠けているように思われます。

2012年から2020年までの安倍首相の主な業績としては、政治面での安定の確立、いわゆるアベノミクスと呼ばれる経済繁栄政策の実施、軍事・防衛力の強化、女性の地位向上に向けた努力、日本の国際競争力の増強に向けた行動、東京五輪をはじめとする各種国際スポーツ大会の開催権の獲得などが挙げられます。しかし、その一方で現在の日本は、国内外で数多くの問題に直面しており、そのため後任となる菅氏が安倍政権の遺産を維持していく上で、大きな困難に直面することが予想されます。

現在、この緊迫した局面において、日本は次期政権の国家行政において困難に遭遇する原因となりうる、いくつかの問題を抱えています。

その1つ目は、新型コロナウイルス問題です。確かに日本は、ほかの先進諸国と比べこのウイルスへの感染者数・死亡者数は格段に少ないものの、コロナウイルスは日本の経済、社会活動、国際舞台での活動に多大な悪影響を及ぼしています。

2番目は、先に述べた新型コロナウイルスによる深刻な経済不況です。このウイルスの蔓延と同時に、日本経済は第2次大戦以来最大の収縮を見せています。

3番目は、東京オリンピック・パラリンピックの開催です。このスポーツの祭典は、開催に係わり予定されていた一連の膨大な収入が、新型コロナウイルス蔓延を理由に2021年夏に開催が延期されたため、事実上見込めなくなった形となっています。

4番目は、来年に予定されている総選挙です。自民党総裁・総理大臣の交代を受け、野党の各政党は今から次の選挙に向け、自民党の支持率低下の隙を狙って準備を整えています。既に一部では、来年の予定期日を待たずして早期選挙実施という噂も聞かれます。

さらに、安倍首相は在任中、その圧倒的な権力により党内戦で大きな問題に直面することはありませんでした。これに対し、菅氏は党内での競争に甚大なエネルギーを費やす事ことは避けられず、こうした競争は菅氏の首相就任後にその地位を揺るがす要因になりかねません。

5番目は、世界の2大経済国である米中対立が高まる中での、これら2カ国との関係の調整です。

日本は、アジア太平洋地域におけるアメリカの筆頭同盟国として、中国との大規模な経済関係を維持する一方で、アメリカの反中政策に巻き込まれないよう注意する必要があります。

そして、最後は、今年11月に予定されているアメリカ大統領選が挙げられます。

安倍首相の後任となる菅氏は、アメリカ大統領選の勝者が現職のトランプ氏であれ、また対抗馬のジョー・バイデン氏であれ、関係を結ぶ事になります。バイデン候補はアメリカの同盟国との関係強化を宣言していますが、トランプ氏が再選されれば、日本政府としては、現在日本との戦略的提携に批判的で更なる米軍駐留費用を負担するよう圧力をかけている大統領に対処しなければならないのです。


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by hiroseto2004 | 2020-09-14 22:18 | 安倍ジャパン | Trackback