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by hiroseto2004

視点;9月15日、妥協する指導者らに対するアラブ民族の憤激の日

お怒りごもっとも、と申し上げるよりほかない。抑圧された民衆をおきざりにして
「エライ人」が談合。





9月 15, 2020 21:33 Asia/Tokyo
  • パレスチナの国旗
    パレスチナの国旗

UAEアラブ首長国連邦とバーレーンが15日火曜、米ホワイトハウス内でシオニスト政権イスラエルとの平和条約に調印する一方で、この背信行為に対するイスラム教徒の諸国民の憤激が高まっています。

本日、UAEとバーレーンの外相らは、ネタニヤフ・イスラエル首相とホワイトハウス内で、正式にイスラエルとの平和条約に調印することになっています。

パレスチナシュタイヤ首相は、「本日は、アラブ共同体の歴史に残る黒い日であるとともに、アラブ連盟の敗北の日であると宣言する。アラブ連盟はもはや連盟ではなく、アラブ民族の団結の破壊や分裂の要因と化している。この日も、パレスチナの苦痛やアラブの敗北の履歴が追加される」と語りました。

この背信行為に対する抗議行動は、単にパレスチナの政府関係者のみにとどまらず、同国の国民や各団体、さらには他のイスラム諸国の人々や民間団体の活動家らも憤激しています。パレスチナの各団体は9月15日を、こうした背信的な合意への国民の抗議と怒りの日として発表し、今月18日を服喪の日に制定しました。

そのほかの国々でも、市民らがバーチャル空間を使用して妥協したUAEとバーレーンの統治者らの決定への怒りを表明しています。一部の民間活動家は、SNS上でUAEとバーレーンの措置はアラブ民族の威信に疑問を呈したものだ、としています。

また、他の一部の人々はUAEとバーレーンの今回の行動を、退行ルートだとし、アラブ世界の盟主を自称するサウジアラビアの主張を嘲笑しました。それは、サウジアラビアがイスラエルとの関係を公にはしていなかったものの、一方でイスラエルと大規模な裏取引を行い、しかも今回のUAEとバーレーンによる対イスラエル関係正常化が、サウジアラビアの後押しがなかったら、実現していなかっただからです。

「バーレーン国民は関係正常化に反対」といったハッシュタグに加えて、「アラブ諸国が聖地ゴッツに背を向けた」、「パレスチナは我等の血」といった、和解への反対スローガンが、バーチャル空間ではもはや国際的なトレンドになっており、このことはバーレーンのハリーファ政権と市民の間に大きな亀裂が生じていることを物語っています。

UAEとバーレーンの背信行為に対する世論の怒りに満ちた反応は、以下にあげる複数の戦略的なポイントが含まれています。

第1の点は、UAEとバーレーン、およびそのほかの政府首脳は、自国民からあまり支持されておらず、これについてパキスタン・ラホール大学国際関係・政治学のある教授は、次のように述べています。

「アラブの王族らは、抑圧されたパレスチナ国民の状況を懸念するよりも、快楽や贅沢にふけることを考えており、人種差別的なイスラエルとの不名誉な取引は、この取引者らの性格を如実に物語っている」

このことから、この合意は長期的にはそうした取引人たる統治者らに矛先を向ける可能性があります。

第2の点は、世論が依然として大きな力を持っていることです。それは、サウジ王家が世論の反発を恐れなければ、今頃サウジもUAEやバーレーンとともに、対イスラエル関係を公表していたからです。

そして、第3の点は、パレスチナ人がアラブ世界とイスラム世界の世論の力を利用して背信的な対イスラエル合意を非難できる、ということです。このことから、アラブ人活動家らはバーチャル空間上において、パレスチナ国家憲章の調印キャンペーンを展開しているのです。

バーチャル空間で大々的に発表されたパレスチナ憲章では、「パレスチナは、占領下におかれた一つのアラブ国家であり、その解放は一つの責務である。そして、イスラエルとの関係正常化はどのような形であれ、背信行為とみなされる」と謳われています。

このキャンペーンはUAE、サウジアラビア、オマーンおよび他のアラブ諸国を含む様々な国で、イスラエルとの関係正常化に反対する活動家によってサポートされています。


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by hiroseto2004 | 2020-09-15 23:07 | 国際情勢(パレスチナ情勢) | Trackback