オーストリアの首都ウィーンの中心部で、2日夜、何者かが銃を発砲し、オーストリアの内相は、複数の人が死傷したとしたうえで、テロとみて捜査していると明らかにしました。
オーストリアの複数のメディアは、現地時間の2日午後8時ごろ、日本時間の3日午前4時ごろ、首都ウィーンの中心部のレストランなどが集まる繁華街で、発砲音が聞こえたと伝えました。
これについて、オーストリアの内相は、地元の公共放送に対し、銃撃で複数の人が死傷したと明らかにしました。
そのうえで、容疑者は複数いると見られ、テロと見て捜査を始めたとしています。
また、地元の複数のメディアは、けが人の中には警察官も含まれるほか、銃を撃ったとみられる容疑者1人が拘束されたと伝えています。
現場は、ウィーンを代表する観光地シュテファン大聖堂から500メートルほど離れた場所とみられます。
地元のテレビ局は、現場近くで大勢の市民が逃げる様子を伝えています。
現地の日本大使館によりますと、ウィーンにはおよそ2000人の日本人が在留していますが、この銃撃で日本人がけがをしたという情報は、今のところ入っていないということです。