東京都は、22日、都内で新たに1175人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された9人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は、22日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女あわせて1175人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の感染の確認が1000人を超えるのは10日連続です。
年代別は、
▼10歳未満が34人、
▼10代が63人、
▼20代が223人、
▼30代が172人、
▼40代が173人、
▼50代が159人、
▼60代が114人、
▼70代が98人、
▼80代が103人、
▼90代が32人、
▼100歳以上が4人です。
22日の1175人のうち、▼およそ46%にあたる540人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、▼およそ54%の635人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
これで都内で感染が確認されたのはあわせて9万1834人になりました。
一方、都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日より1人減って158人でした。
また、都は、感染が確認された9人が死亡したことを明らかにしました。
これで都内で死亡した人はあわせて770人になりました。
小池知事「人の流れ十分抑えきれず」
首都圏の1都3県に緊急事態宣言が出されてから2週間となった現在の感染状況について、東京都の小池知事は記者会見で「人の流れは、夜間は低下に転じているが、昼を含めた全体として見れば十分には抑えきれていない。残念なことに感染の拡大は止まっていない」と述べました。
そのうえで、「ここが正念場だ。テレワークの徹底や不要不急の外出の自粛を改めてお願いしたい。社会全体で集中的に感染拡大を食い止め、収束させたい」と述べ、協力を呼びかけました。
また、ワクチンの接種に向けた都の対応については「できるだけ速やかに必要な方に接種が開始できるよう、区市町村と連携しながら医療機関の確保などの準備を進めている。対応に万全を期すためにワクチンの担当がすでにいるが、体制を強化をしてしっかり対応していく」と述べました。
さらに、政府が新型コロナウイルス対策の特別措置法や感染症法の改正案を決定したことについて、「罰則の規定を盛り込むことは事業者に対する要請の実効性の確保に資するものになると思う。これまでいろいろことばを変えながらメッセージだけで取り組んできた部分も半分ぐらいあるが、法的な根拠や『法的』ということばが持つ別の意味のメッセージが感染拡大の防止につながることを期待している」と述べました。