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by hiroseto2004

米ロ首脳 初の電話会談 核軍縮延長で合意も核兵器削減には課題

とりあえず、最悪は避けられたか。

米ロ首脳 初の電話会談 核軍縮延長で合意も核兵器削減には課題 | NHKニュース



米ロ首脳 初の電話会談 核軍縮延長で合意も核兵器削減には課題

アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領は初めて電話で会談し、来月に失効の期限が迫った核軍縮条約「新START」を5年間延長することで原則的に合意しました。両国間で唯一残る核軍縮条約は維持されることになりますが、アメリカが核戦力の増強を懸念する中国は参加の呼びかけに応じておらず、他の核保有国を含めた核兵器の削減をどう進めるか大きな課題は残ったままです。

アメリカとロシアの両政府は26日、バイデン大統領とプーチン大統領が初めて電話で会談し、両国の核軍縮条約「新START」を5年間延長することで原則的に合意したと明らかにしました。

新STARTは、米ロ両国に戦略核弾頭の配備数を1550発以下に、また、弾道ミサイルや戦略爆撃機などの運搬手段を800以下に削減することを義務づける条約で、2011年の発効から10年となる来月5日に失効の期限を迎えます。

米ロは、新STARTともう一つの核軍縮条約INF=中距離核ミサイルの全廃条約のもとで、両国で世界全体の9割を占める核弾頭を含む核兵器の削減に取り組んできましたが、このうちINFの全廃条約はおととし失効しています。

両政府は、数日中に条約の延長に必要な手続きを完了させるとしていて、両国の間に残された唯一の核軍縮条約は目前に迫った失効を回避して維持されることになります。

ただ延長に向けてアメリカが主張していた中国の参加は、中国側が呼びかけに応じておらず、実現の見通しは全くたっていません。

また米ロ両国は新STARTの延長の一方で、条約の対象とはならない戦術核の増強など核戦力全体の強化を図っているほか、中国は中距離弾道ミサイルなどの核戦力を増強していて、他の核保有国を含めた核兵器の削減をどう進めていくか大きな課題は残ったままです。

官房長官「米ロ間の核軍縮進展を歓迎」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「米ロ間の戦略的安定性に資すると同時に、両国の核軍縮における重要な進展を示すものだ。日本としても、米ロ間の動きを注視してきたが今回の進展を歓迎し、米ロを超えた、より広範な兵器システムを含む幅広い軍備管理枠組みの構築につながることをさらに強く期待したい」と述べました。

by hiroseto2004 | 2021-01-27 17:02 | 反核・平和 | Trackback