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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

公正でなおかつ血の通った行政・公務員のあり方とは?

菅総理の子息から接待を受けた総務官僚は論外だ。そしてそういう官僚は出世する一方で忖度しない官僚はひや飯を食う。そういう体制をつくった先帝こと安倍晋三さんの責任も重いだろう。
ただ、「東大京大文系出て勉強はできるけど、庶民の苦労はわからず先例に囚われているる」イメージが強い「旧来型官僚」へのアンチテーゼとして、「民間人とも交流を深めるニュータイプ官僚」が持ち上げられた面は否定できない。また、そうした風潮が、安倍晋三さんや現総理によってうまく利用された面は否定できない。
すなわち「政治主導」の名のもとに、従来の規律を無視した「ニュータイプ」官僚が利用されたのだ。
政治家で言えば河井案里元被告人が「東大京大出た頭の堅い官僚」「大手企業正社員や正規公務員中心っぽい労組基盤の野党」へのアンチテーゼとしてそれなりに若手や女性を中心に期待を集めたのに似ている。
実際に「女性の河井なら非正規労働者のこともやってくれるかも」「女性の河井なら東大京大出た官僚に斬られ、大手労組もあんまりまじめにやってくれない介護の問題、性暴力被害者支援やってくれるかも」という声も強い。
「既存の官僚があたまが固くて冷たい」イメージがあるがゆえに、「内実はくさっている」が「ニュータイプ」イメージのあるものが持ち上げられる現象がおきている。
かくいう、わたくし・さとうしゅういちも、県庁マン時代には「あたまが固くて冷たい」(と自分がきめつけた)職場・組合活動両方の上司への反発はあった。
当時から、わたしは、医療や福祉、介護、男女共同参画行政を担当しつつ、職場の労組役員もつとめ、また、プライベートで、介護労働者や非正規労働者の支援労組やDV被害者支援野宿者支援などのNPOなどにもかかわり、イベントのあと、会食で懇親を深めることも多かった。
あるとき、上司に「誤解を招かないよう注意しろよ」
という趣旨のことを言われ、正直そのときは「なにをいってるんだ」と反発してしまった。わたしとしては、当時の行政も大手組合も手薄だったところを強化しているという意識もあった。
ただ、現在は以下のように考えている。
「仕事の公正さに支障が出てはまずい。あのまま県庁にとどまって一定程度出世(わたしのいまの年齢なら場合によっては課長クラス)になったときに、もっと大きな企業などと取引もでてきたらまずかったろう。
一般の行政職員として、できることは限界があるし、下手すれば職権乱用になる。
わたしが県庁マンだった当時、やろうとしたことをやるなら、それは国会議員で法律を変えるか、広島県行政でやるなら知事になるしかないのだろう。」
わたくしの県庁退職10年にあたる今年は衆院選、参院選広島再選挙、そして県知事選挙もある。大いなる勝負の年だ。
公正でなおかつ血の通った行政にしていくにはどうすればいいのか?いい政策に理解のある総理や知事をつくっていくのが手っ取り早い。官僚(当時のわたしからみたら上司)とて、政権の方針でやっていることなのだから。まして「頭がやわらかい」ようにみせかけて、実際は権力者に忖度して横車を押す「ニュータイプ」官僚のようなことは論外だ。彼ら・彼女らはもちろん、わたしが、当時からずっと待遇改善を求めてきた非正規労働者・ケア労働者の味方でもなんでもないのだし。
参院選広島再選挙立候補予定者・元広島県庁職員・介護労働者 さとうしゅういち

by hiroseto2004 | 2021-02-24 21:48 | 行政改革 | Trackback