東北新社、二宮社長が引責辞任=菅首相長男を懲戒処分―総務省疑獄
2021年 02月 26日
懲戒処分といってもクビにするわけではない。
そもそも、これは「接待」ではなく「疑獄事件」だ。
東北新社は26日、総務省幹部への接待問題の責任を取り、二宮清隆社長が辞任したと発表した。後任には中島信也副社長が昇格した。二宮氏も総務省幹部との会食に同席していた。菅義偉首相の長男で、メディア事業部の統括部長を務めていた正剛氏は懲戒処分とし、人事部付に更迭した。いずれも同日付。
同日の取締役会で決定した。正剛氏は子会社の「囲碁将棋チャンネル」の取締役も辞任した。このほか、会食に参加した三上義之、木田由紀夫両執行役員を解任した。
東北新社は12日、今回の接待問題で特別調査委員会(委員長・井上真一郎弁護士)を設置。これまでの調査では、木田氏が会食の多くを主導し、正剛氏は木田氏に従って参加していたケースが多いという。同社は「役職員のコンプライアンス(法令順守)意識が希薄、欠如していた」と釈明している。
総務省によると、東北新社と総務省幹部らの会食は2016年以降延べ39回に上った。会食費を東北新社に負担してもらったり、タクシーチケットや手土産を受け取ったりした例も確認された。
東北新社は「一部役職員の行動に起因し、総務省職員が国家公務員倫理規程違反で懲戒処分を受けるという重大な事態を招き、深くおわびする」とのコメントを発表。今後、特別調査委が、放送許認可の更新手続きへの影響も含めて報告書をまとめる。
by hiroseto2004
| 2021-02-26 19:32
| 総務省疑獄
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