官製ワーキングプアの女性たち コロナ後のリアル
2021年 06月 01日
さとうしゅういちも賛同しています!
コロナ下のいまこそ「なくす非正規差別」
ジェンダー平等の社会を!
3月20日緊急集会呼びかけ文
コロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態となった今年度、公務現場は、新たにはじまった会計年度任用職員制度というもう一つ の問題に見舞われました。日々、深刻さが増す社会のなかで、相談 をはじめとするさまざまな対応に当たる公務非正規職員が、単年度 毎任用という枠組みの中に置かれ、自身もまた、年度をまたいだ雇 用が保障されない不安定な身分として働くことになったのです。
総務省調査では、2020年4月1日現在、非正規公務員の全体数は112万5746人で、すべての地方公務員の約3割、 このうち町村は47.1%、市区は43.5%で、最も住民に身近 である市区町村の職員の半分近くが非正規公務員となっています。 そして、会計年度任用職員の約8割が女性(女性476, 403人(76.6%)、男性145,903 人(23. 4%))であることも明らかになりました。
今年度は、『官製ワーキングプアの女性たち』(岩波ブックレット)、『非正規公務員のリアル』(日本評論社)の出版をはじめ、こ うした公務のエッセンシャルワークの課題を取り上げた新聞、雑誌 なども多く出され、シンポジウムや集会等も開かれてきました。 そして、その度に、現状への強い危機感が共有されてきました。 しかし、現場では、長期的な展望が描けず、低い待遇が固定化され てしまった非正規職員が、止む無く、職場を去る状況が続いている など、その状況は一層深刻さを増しています。
こうした現状がもたらすのは、非正規職員やその職場の疲弊ばかりではありません。市民一人ひとりにとって重要な公共サービスその ものが立ち行かなくなる状況が目前に迫っています。
そこで、年度末を迎えるにあたり、私たちは、改めてこの問題の深刻さを訴え、問題解決に向けた動きを作りたいと、 緊急集会を呼びかけます。
この問題に関心をもつ多くの方に参加・賛同を呼び掛けます。
by hiroseto2004
| 2021-06-01 23:25
| ジェンダー・人権(労働問題)
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