新型コロナウイルスの感染が急速に拡大する中、県内の看護師などでつくる労働組合が広島市で会見を開き、患者の命を守るため人手不足の解消や病床の確保を訴えました。
会見を開いたのは、県内の医療機関で働く看護師などおよそ5600人でつくる県医労連=広島県医療労働組合連合会です。
会見で、※濱喜代子執行委員長は、「新型コロナウイルス感染症の患者に対応するには通常の医療よりも人手や物資が必要だ」とした上で、国や県に対し、▼対応にあたる医療従事者や▼患者を受け入れるための病床の確保を求めました。
さらに、新型コロナウイルスへの感染の不安から医療現場では通常の医療の「受診控え」が起きているためボーナスが出ないところもあるとして、国と県に対し▼賃金の保障を求める考えを明らかにしました。
県医労連の※濱喜代子執行委員長は「医療現場は疲弊し、余裕が無くなっている。多くの人に実情を理解してもらいたい」と話していました。
(※右上部分に「眉」のような部分が入る「眉ハマ」の字。)