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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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≪思想・哲学≫アフガニスタンについてのバイデン演説 「ポストモダン」の終焉

≪思想・哲学≫アフガニスタンについてのバイデン演説 「ポストモダン」の終焉

アフガニスタンについてのバイデンの演説は、まるで日本の官僚か何かの答弁かと聞き間違えるほど魂が籠っていなかった。
その魂の籠っていなさは、しかし、トランプ当選で始まった「ポストモダン終焉」が完結したことを宣告した。
アフガニスタン撤退はトランプが既に決めたことでバイデンは引き継いだだけだ。バイデンも時代の流れに逆らうことはしなかったとも言える。
1991年、アメリカはシリアなど従来アメリカと仲が悪い国も含む大連合軍を率いて国連のお墨付きのもと、湾岸戦争で勝利。さらに、同年、ソビエトは崩壊。「アメリカに向かうところ敵なし」「アメリカ様にイデオロギーでも逆らえるやつはいない」と調子ぶっこく時代がやってきた。あえて言えば目の上のたんこぶはアメリカの経済的脅威に成長した日本だ。
クリントンは特に日本経済打倒に力を入れて次々とアメリカに都合のよい改革を押し付けた(それが竹中平蔵さんらにも都合がよい改革だった)。
ブッシュが大統領になった2001年。アメリカは反ソビエトで利用してきた飼い犬たるイスラム過激派に手を噛まれた。911テロだ。それを奇貨として「核による先制攻撃も含む武力で民主主義と人権を世界に!」と暴走しはじめた。
アフガニスタン戦争でありイラク戦争だ。イランに因縁をつけるのもその一環だった。
だが、アメリカは失敗した。経済的にも確実に落ちてきた。新自由主義はどうしようもなく格差を拡大しリーマンショックを起こした。

リーマンショック直後に当選したオバマは巻き返しを図るも、銀行資本などの抵抗にあい格差是正は進まず。戦争もシリアにも広がった。

こうした中で、人々の不満をくみ上げたのがトランプ。しかし、トランプが素人過ぎたためにバイデンに打倒される。
だが、バイデンも結局、ブッシュ父、クリントン、ブッシュ息子という「アメリカが調子ぶっこいていた時代」に終止符を打つ政策をトランプから引き継いで粛々と実行したのである。
アメリカが調子ぶっこいて人権や民主主義の名のもとに殺しまくるような時代は終わった。だが逆にタリバン的なものがそれに乗じて勢いづく。女性、子ども中心に人権が喪われる。そういう危機に今ある。
ポストポストモダンの時代。あるいは「真・西洋の没落」の時代。人権とそれを保障する民主制をどう「アメリカ抜き」で積み上げていくか?課題は多い。


by hiroseto2004 | 2021-08-17 19:40 | 思想・哲学 | Trackback