財政出動へのアレルギーつくった「安倍」と産業構造転換へのアレルギーつくった「小泉」

財政出動へのアレルギーつくった「安倍」と産業構造転換へのアレルギーつくった「小泉」
安倍晋三さんはお友だちのためにお金を使いまくった。その結果、非常時、構造転換が必要な時期に財政出動しようにもアレルギーが例えば大手野党の中にも強くなった。
小泉純一郎さんは構造転換には財政出動が必要なのに逆に絞った。また労働者の給料を下げた。その結果、経営陣は労働者の給料を下げることで儲けを出すことに依存し、工夫を怠ってていく。思ったほど必要な構造転換ができていなかった。そして、庶民の暮らしが苦しくなるだけだった。産業の構造を変えることそのものへのアレルギーを小泉さんは強めてしまった。

いまこそ、原発なき脱炭素への大胆な構造転換は必須だ。そのための財政出動も必要だ。
しかし、小泉時代のトラウマもあって構造転換はしたくない人が少なくない。
安倍さんへの反発の勢い余って財政出動に否定的な人も少なくない。

長期政権のご両人が、未来を邪魔する、なかなか厄介な負の遺産を残してくれた。