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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

コロナ災害のもと、炊き出し 広島中区の公園

2月12日、広島中区の上幟町公園で呉市の男性会社員の呼び掛けで炊き出しが行われました。
今回が3回目です。

筆者も今回ははじめてお手伝いさせていただきました。
20人超に中華丼を提供させていただきました。
調理は広島中区舟入のプロテスタント教会で実施。
同教会の牧師は「広島夜回りの会」でホームレス支援をずっとされています。
男性会社員の他に、男性会社員の同僚の女性や、生活困窮者の相談活動に従事している
団体職員、筆者同様、ネットで情報を得た県内の大学教員、医療従事者らも調理に参加。
参加者で、男性会社員が用意した食材をさばいていきました。
調理が終わると我々は会場の上幟町公園に移動しました。
ここでは、さらに、広島市内の主婦らもスタッフに合流。
中華丼とミネラルウォーター、そしてお菓子をくばりました。
既に「広島夜回りの会」などを通じて情報を得ていた人々が多く並ばれました。
中高年の男性が多いのですが、一方で若い男性やかなり年配の女性も並ばれていました。
団体職員は、前回のこの男性会社員主催の炊き出しにも参加しています。学生時代から生活困窮者支援の活動に
従事しており、実態に詳しい方です。
彼によると広島ではコロナ災害発生後もホームレスの数自体は増減はあまりないようです。
しかし、生活困窮者の数は急増しています。彼の悩みは、生活困窮者に生活保護受給を薦めても、
いさぎよしとせずに、貸付中心の社会福祉協議会に頼ってこられる方が多いことのようでした。
しかし、「多くの人が貸付ではにっちもさっちもいかない。生活保護は恥ではないと意識を変えてほしい。」
とおっしゃいました。

「あの頃と変わっていないじゃないか?!全然、生存権を守る政府になっていないじゃないか?!」

これが、最近、筆者がいきどおっていることです。

筆者は、2008年~2009年のリーマンショック時にも、岡山や名古屋など県外でも年末年始の炊き出しなどに参加させていただいています。

すでにあのころから、貧困問題は広がっていたのです。すでにギリギリの生活を強いられていたひとたちが、リーマンショックで路上に投げ出された。あの時の教訓をいかしてほしい、と選ばれたのが民主党政権だったはず。しかし、民主党は自滅してしまい、安倍晋三さんが再登板。当時は、たまたま、団塊世代の労働人口からの撤退で若い人の就職率が改善した。それに便乗して、安倍さんは身内ばかりを優遇し、生存権を守る政府の機能の強化はなされない。こうした問題は不可視化されてしまいました。だが、実際には、コロナ前でもじわりじわりと人々の実質所得はさがりつづけた。政府の怠慢をやむなく補完する形で、「子ども食堂」も広がったわけです。

そこへ、コロナが襲いかかったのです。前回、すなわち、リーマンショックのときの教訓を日本がいかしていたのなら、こんな状態になってはいません。子ども食堂にせよ、炊き出しにせよ、こんなものが「持続する」ようでは困ります。生存権を石にかじりついても守る気概を政治・行政はもたねばならぬ。このことも強調させていただきます。

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by hiroseto2004 | 2022-02-12 18:30 | ジェンダー・人権(反貧困) | Trackback