「核がないから」ウクライナは侵攻されたのか?
2022年 02月 25日
ウクライナが核を放棄したから、ロシアに侵攻された、という説が結構出ている。さらに日本はだから核武装を、憲法改正を、という論調も強い。
おさらいすると、ソ連崩壊後、世界3位の核兵器がウクライナにはあった。
しかし、国力的にウクライナが維持できるはずがない。アメリカ、ロシア両方がウクライナの安全保障をして、ウクライナは核をロシアに返す、というのは現実的だった。
一方で、NATO不拡大をアメリカは約束していたが、反古になっている。
ロシアが、ウクライナのNATO加盟を嫌がるのも当然だ。だからといってロシアの攻撃は正当化できない。
核兵器による威嚇は論外だ。
手を先に出した方がいけないのは当然だ。
ロシアの侵略は正当化できない。ただNATO拡大を止めて、ウクライナをモンゴルのような非核地帯にする手はあったろう。外交の失敗が戦争の背景なのも事実だ。
もし、ウクライナが核を放棄しなかったとしてもキエフとモスクワの距離は短すぎる。今度は偶発的核戦争の危険が高まる。アメリカとロシア、アメリカと中国、中国とロシアなら、未確認飛翔体を相手に問いただす時間的余裕もある。しかし、5分では余裕がない。未確認飛翔体を核ミサイルと見なして核ミサイルをぶっぱなすしかなくなる。その結果は全面核戦争、地球滅亡だ。だからウクライナに核兵器がないのは人類的に見て「正解」だ。
やはり、本来ならウクライナ東部紛争が紛糾する前、おそらく2014年以前にウクライナを非核兵器地帯にすべきだろう。
日本が、憲法を変えればどうなるか?それこそ中国や朝鮮などに国連憲章の敵国条項による日本攻撃の材料を与えてしまうだろう。
また、そもそも核兵器の被害が酷すぎるから、核保有国も使いづらい面はある。もし、対非核国に核兵器を使ったら批判がすごいことになり政治生命も危ない。そう思うから、例え核による報復がない相手でも核保有国も核使用を自重してきた。朝鮮戦争時のアメリカが中国への核使用を自重したのは有名だし他にも使っておかしくない場面はいくらでもあった。
ただ、被爆国日本が核武装をすると言い出せば、核使用への精神的ハードルは下がるだろう。予測外の事態を招きかねない。
ただ、プーチンの今回の行動が、朝鮮の金正恩政権を図に乗らせるのは頭がいたい。
「ほれ見い!ウクライナは核がないからロシアにやられた。米中露日という大国に囲まれた朝鮮が核武装をのは当然だ」と開き直る国も続出しかねない。やはり、ロシアのプーチンの侵攻と核による威嚇は許してはいけない。
ともかく今は今すぐ戦争を止めることだ。
ロシア国内でも反戦デモが起きている。デモの皆様に連帯していきたい。
by hiroseto2004
| 2022-02-25 23:11
| 反核・平和
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