やはり、小選挙区制中心の現行制度は「党首独裁」になりやすい
2022年 03月 02日
安倍晋三さんはじめ、「党首独裁」の政党が増えた感はある。
この背景には「政党本位」と銘打った「小選挙区制中心の現行選挙制度」があります。
結局、党首の気に入ってもらえないと、公認されない。既成政党の公認や推薦がないとほとんど当選が難しい。
実際、参院選広島でも、わたくし、さとうしゅういちが再選挙2021でいただいた20848票は純然たる無所属候補ではここ10年では最も多くなりました。いや、過去に遡ってもわたしより多い票の方は無所属に見えて現実には大物タレントか、当時は政党要件があった政党の一部または全部の実質支援があった方ばかりです。
政党公認でないと衆院は政見放送もない、参院選でもオリジナルな放送ができない、選挙カーも政党カーがないなど不利です。
そういうなかで制度上、党首に過剰な求心力ができるのは当然です。この制度自体を改めないと、状況の改善が難しいでしょう。
by hiroseto2004
| 2022-03-02 23:54
| 選挙制度・政治改革
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