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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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参院選2022の結果について

参院選2022の結果について
介護福祉士・元県庁マン さとうしゅういち(参院選再選挙2021立候補者)

 第26回参院選が7月10日執行されました。
 今回の選挙はひとびとの暮らしがコロナの前から厳しく、コロナが追い打ちをかけ、さらにロシアのウクライナ侵略による輸入物価上昇に苦しめられる中で行われました。また、ロシアのウクライナ侵略に乗じて、自民党が防衛費倍増を打ち出し、安倍晋三さん(故人)や維新などが改憲や核共有を叫ぶ中で行わました。
 さとうしゅういちは、憲法は変えずに財政出動で25条を主にいかす立場、新自由主義をやめて公共サービスを充実させる立場、そして核兵器禁止条約を進める立場、原発ゼロでの気候変動対策を進める立場で、比例代表ではれいわ新選組の躍進に取り組みました。

 広島県選挙区では島根原発再稼働反対、憲法改悪反対などがはっきりしている中村たかえ候補を応援しました。当初はわたし自身も選挙区での立候補準備を進めていましたが、広島の2議席を自民高級官僚と補完勢力に推薦されたタレントで独占させないとの観点から中村候補の応援に回りました。

 わたし自身も党是の財政出動により人々の暮らしを底上げすることを軸に、憲法問題については緊急事態条項改憲ではなく、具体的な感染対策・防災対策の充実を、ということ、、ロシアのウクライナ侵略という今こそ核兵器禁止条約と緊張緩和の外交こそ必要だということなどを訴えました。また、介護福祉士としての経験や、介護医療担当の県庁マン時代の経験から、これまで軽視されてきたケア労働の給料抜本改善や、公務員バッシングは止めて地方に十分な人と財源を保障することを力説しました。また、今こそ原発禁止と再エネ、スマートグリッドなどへの大胆な投資をするべきことを街頭やネットで訴え抜きました。

 れいわ新選組は11日0時現在、選挙区で代表の山本太郎が1議席、比例区で2議席を確保しました。
広島市内では総理の地元の超保守王国にもかかわらず比例代表で15,002.548票(衆院選2021では
14240票)をいただきました。ご支援に感謝申し上げます。
 他方で、自民党が定数1の選挙区では青森、山形、長野、沖縄以外を獲得するなど、改選議席の過半数を単独で
確保し、大勝してしまいました。憲法を変えることに前向きな勢力が引き続き3分の2以上を確保する
ことになってしまいました。
 広島県選挙区でも自民党の官僚出身の現職が有効投票の過半数を獲得し、2位で当選した国民民主党などが推薦するタレントに二倍以上の差をつけました。中村候補は58461票の4位で及びませんでした。

広島県選挙区
当選 宮沢洋一 530,375 自民現職公明党推薦 元大蔵官僚、世襲
当選 三上えり 259,363 無所属新人 タレント 芳野連合、国民民主党、立憲民主党など推薦
森川ひさし 114442   維新新人 京都市議会で辞職勧告決議。
中村たかえ 58461 共産党新人 筆者が応援。
浅井ちはる 52969 参政党新人
渡辺としみつ 11087 NHK新人
玉田のりたか 7335 無所属新人
野村まさてる 7149 幸福新人
うぶはらとしふみ 6717 無所属新人
猪飼のりゆき 5846 NHK新人
 今回の参院選の特徴は以下です。
・2016年以降の野党共闘が崩壊、多党化が進んだこと。
・立憲民主党が労働貴族化し、没落が決定的になったこと。
です。

◆「野党共闘」崩壊と多党化
2016年、当時の安倍晋三さん(故人)の暴走を止める目的で、野党共闘が始まりました。広島県内
でも翌年2017年に市民連合が広島3区ではじめて発足しました。
安倍晋三さんという「共通の敵」が総理だった時代には野党共闘は一定の役割を果たし、とくに2016参院選、
2019参院選で一定の一人区で野党側が議席を確保する原動力になりました。
しかし、2020年、安倍晋三さんが退陣し、後継の菅義偉さんも1年で退陣して岸田内閣にかわるころから、
野党共闘に求心力の低下がみられました。そこへ、連合の芳野会長が共闘にネガティブな発言を繰り返したこともあり、2021衆院選では立憲民主党も日本共産党も議席を減らす結果になりました。

一つは、安倍晋三さんという強烈な個性を持った共闘の「標的」の消滅です。野党共闘は安倍晋三さんを
標的に求心力を高めたのは間違いありません。それだけ、安倍晋三さんの政治がひどかったという
ことなのですが。
もう一つは、地域にもよりますが「政策軽視での候補者一本化」の副作用が顕在化してきたことです。
一本化においては、日本共産党さんが一方的に候補者を下ろすパターンが多かったのですが、
政策の大きく違う候補を推すことで内部的なご苦労もあったと推察され、同党の比例票も野党共闘を
開始から減りはじめたことの背景となったとも思われます。
一方で、ガツンとモノを言うように見える参政党が初めて議席を獲得し、NHK党も前回に
続いて議席を確保しました。
さらに泉代表にかわった立憲民主党が衆院選の議席減少の原因を共産党との共闘のせいにしてしまい
ました。
それにもかかわらず、共産党は立憲との共闘を追求したことで、立憲の衰退に巻き込まれる形になって
今回の参院選では票を減らした面もあると思われます。

すでに衆院選2021では、広島県内の小選挙区では野党は「一本化しても惨敗」でした。
野党はこれ以上、政策不在での一本化を無理にするよりは、各党がとくに参院選複数区や、地方選挙で積極的に
候補を出し、切磋琢磨し、次期衆院選までには「共闘すれば勝ちが見える」状況までもっていく必要があります。
もちろん、憲法改悪反対、核兵器禁止条約推進など個々の政策課題では、協力は大事です。しかし、現時点では
参院選複数区や県議選、市議選などで候補者の一本化というのは難しいでしょう。
また、市民連合におかれても、無理な一本化よりも、市民が各政党や候補者の政策を吟味する機会をもっと
設けて、野党の切磋琢磨を促すことをお勧めします。そうした意味では7月2日に市民連合が主催された
「投票に行こう 参院選2022」は素晴らしい取り組みでした。

◆「労働貴族」化した立憲民主党の没落
もう一つの特徴は立憲民主党が労働貴族化し、没落していることです。
広島県内では、主に、高級官僚・経団連中心の自民党と、大手企業正社員中心の労組中心の勢力で
国政や地方議会の議席を分け合ってきました。
しかし、そうした構造の中で、多くの労働者・市民の実態や思いがおきざりにされてきたのではない
でしょうか?
さとうしゅういち自身も元県庁マン、介護福祉士として、そのことを強く感じます。
「自民党も、野党第一党も公務における非正規労働をふやす方向の政策を進めてきた。」
「自民党も、野党第一党も介護現場の労働者の抜本的待遇改善に後ろ向きだった。」
という思いが強くあります。
そして、今春、立憲民主党は公務員労組の推薦を受けながら、公務員ボーナスカットに
賛成してしまいました。また、広島県選挙区で連合や国民民主党とともに立憲民主党も
推薦するタレント女性候補は、市民連合の政策質問の最低賃金1500円の賛否をとう質問
に対して「分からない」と答えておられました。

コロナの前から厳しくコロナが追い打ちをかけ、さらにロシアのウクライナ侵略を
背景にした輸入物価上昇が拍車をかけている庶民の生活苦。
そうした中で、立憲民主党やその推薦候補の態度はあまりに生ぬるかったと言わざるを得ません。
敢えてたとえれば、武士というより公家・貴族のような対応である。「労働貴族化している」
といわざるをえません。

このような態度が参院選での立憲民主党の衰退を招いたのではないでしょうか?
また、原発ゼロ・島根原発再稼働の是非についても曖昧な態度を、広島県選挙区の上記
タレント女性候補もとっています。

◆市民にねざした新しい政治勢力を広島でも確立
れいわ新選組はこうしたなか、2019年の結党以来、財政出動で消費税廃止などを軸にあなたの暮らしを底上げすることを一貫して訴えてきました。
原発国有化により雇用を保証しつつのの廃炉、食料安保、ケア労働の抜本的待遇改善などグリーンニューディール政策を提案しています。
組織のえらい人ではなく「あなた」、すなわち、ひとりひとりの労働者・市民のために働くのがれいわ新選組です。

こうした市民にねざした新しい政治勢力を広島県内でも確立していく先頭に、さとうしゅういちは、れいわ新選組のみなさまとともに立ってまいります。
2023年には統一地方選が行われます。現状のれいわ新選組は広島市議も県議もいません。国政で決まった政策も多くは地方自治体で実施されます。さとうしゅういち自身もふくめて、広島県議や市議をつくっていく先頭に立ってまいります。
そのことを通じ、広島から核のない平和な世界、そしてひとりひとりが大事される社会を皆様と一緒につくっていくための不断の努力を続ける所存です。

by hiroseto2004 | 2022-07-11 01:03 | 参院選2022 | Trackback