なぜ、ジェンダー平等推進の女子大生が安倍晋三さんを支持していたのか？

なぜ、ジェンダー平等推進の女子大生が安倍晋三さんを支持していたのか？

よく、マスコミのインタビューやアンケートに安倍さんの生前、ジェンダー平等を推進しつつ、安倍晋三さんを熱烈に支持する女子大生が登場した。そういうタイプの若者がいま、安倍晋三さんの国葬に賛成という状況があるのも事実だろう。わたし自身もいろいろな方のご意見をリアルでうかがう中でこれがマスコミのフェイクとも思えない。

統一教会ズブズブの清和会の安倍さんをジェンダー平等推進の若者が支持する。一見、矛盾するように見えるが、そうではない。

安倍さんが、1980年代後半の経世会の金丸信・竹下登(蔵相～首相)・橋本龍太郎(運輸省～蔵相～自民幹事長)がかつてやったように、金融緩和でミニバブルを起こした。そこへ団塊世代の労働市場からの撤退も加わった。これにより、見せかけだが就職状況の好転がおきた。彼女らは、野党に政権が交代することで、それが崩れることを恐れたのである。地方の自民党支持の年配者が、政権交代を恐れたのとそう変わらない話なのだ。

いま、その安倍ミニバブルは完全に崩れてしまい、ご覧の状況だ。

野党側は当面は、思い切った庶民減税や学費無償化など、暮らしの安心を確保した上で、グリーンニューディールを軸にきちっと産業を新しい形で起こしていくことをとくに若手のみなさんの意見を生かしながら、国民にお示ししていくことが大事だろう。

もちろん、きちんと統一教会の被害の救済、そして、野党が返り血を恐れずに

統一教会と自民党の癒着に切り込んでいくのは大前提だ。

もちろん、マスコミにもご奮闘いただきたい。

マスコミがこの30年間、とくにいわゆる赤報隊事件で統一教会が捜査線上に

浮かびながら上からの指令でつぶされて以降、マスコミが統一教会になぜか

だんまりになってしまったことで、若い人の中に統一教会について知らない人が

多いからだ。