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県政にガツンとモノ申し、何があっても心配しないで良い広島を


by hiroseto2004

施工業者いいなり、県民を守らぬ行政に怒り心頭 二葉山トンネル問題シンポジウム

9月3日、二葉山トンネル問題シンポジウムが広島弁護士会館で開催されました。このトンネル工事はまさに、県政・市政における、最大といっていいほどの問題のデパートです。

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まず、シールドマシンの故障などが相次ぎ、工事速度も遅々としたもので、再度延長された工期が2022年7月12日に来ても、トンネル自体が半分程度しか完成していない有様です。いま、建設工事紛争審査会に下駄が預けられています。

さらに、予算もいつのまにか高速道路5号線全体でいえば倍増以上してしまいました。そもそも、企業の移転補償が700億の予算の半分近い五号線で、それ自体が
疑惑ですが、さらに、その倍以上の予算にいつのまにか膨れあがったのです。
この中には、どさくさに紛れて、凍結された事業も盛り込まれています。市の北部へ向かう五号線を広島市南方の南の呉に向かうためにわざわざつなぐ、まさに意味不明の事業です。平安時代の方違え(遠くへ旅行する際に運勢が悪いと考えられた方角を避けていったん違う方角へ向かう)ではあるまいしです。

まず、シールドマシンの破損について、これは想定外の岩盤があったからではない、と「二葉山トンネルを考える会」越智修二代表は指摘。故障に関する負担は受注者側の責任だ、と指摘しました。
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ついで、二葉山トンネル建設に反対する牛田東三丁目の会の棚谷彰代表は「知事の湯崎さんはシールド工法で工事を始めることを決めた際、住民にあいさつに来られ、「住民に犠牲を与えながら工事を進めることはない」と断言した。」と報告。しかし、地盤沈下を発生させるシールドマシンのカッター交換は計画5回に対して41回もされました。

そしてこんな被害が発生してしまったのです。
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牛田東一丁目では、介護を必要とするご家族が騒音・振動にびっくりし、仮住まいに移転せざるをえなくなった事例もあったそうです。認知症の方など、こういった刺激で不穏になられ収拾がつかなくなることはよくあります。本当に勘弁してほしいですよね。

棚谷代表は憤まんやる方ないご様子でしたが、当然です。
湯崎さんは県民をなめ切っています。

元トンネルボーリングマシン技術者三浦克己さんが講演。
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二葉山トンネルでは、性能が優れていると企業側も認めている20インチのカッターではなくなぜか17インチのカッターを使用。その結果、当然、カッターが破損しやすくなった。そこで、欠けるのを恐れて遅く掘るからそれだけ、カッター回転料が増えて摩耗が進むという悪循環だそうです。
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そして、排出した土砂量も想定より多くなっている。空洞が出来ている恐れがあるそうです。
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大阪大学名誉教授の谷本親伯先生が基調講演として「市民目線で見えるもの」と題してお話しされました。
まず、冒頭、「この場にいてほしいのは、公社の方や議会の方だ。」などと嘆かれました。
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インハウス(自前の)技術者が自治体にいるのか?
受注者は請負人として責任を果たしているのか?掘り進むのが月に50mなのは適切か?それについて企業秘密だと逃げる施工者をきちんと追及しているのか?と問題提起をされました。
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(安全管理には)行政がきちんと責任を持つべきであり、いま、被害を調査している住民に変わって調査すべべきだ。今は事業者に調査を任せている。今回の広島の二葉山トンネルでも博多であった陥没事故でも、行政は施行業者に安全管理を丸投げし、住民を守ろうとしていない、などと指摘。
本来であれば、県や市がきちんと現場の地盤などの状況を24時間体制でチェックするべきだ(がしていない)と、広島の行政の無責任さに怒りを込めておられました。

大学教授も本当のことを言ったら、行政が仕事をさせてくれない。自分も豊浜トンネルの事故の時、良心に基づいたコメントをしたら、それ以来行政の仕事がしにくくなった、と回想。この点については、マスコミも頑張れ。と𠮟咤激励されました。

そして、予算面で見てもシールド工法は全く失敗だったと指摘。
今のTBMよりナトム工法のほうがいい。というのがトンネル専門家としての意見だとしました。

質疑応答の中で谷本先生は、他の自治体でも状況は変わらない、と指摘。例えば調布市当局は外環道現場の陥没事故について住民の安全のためになにかするのか?という先生の問い合わせに、「業者の問題だから一切タッチしない」という回答だったっそうです。

この問題で、住民側の弁護団の山田延廣弁護士は、きちんとこの問題を追及するような県議や市議を出してこなかった県民・市民にも責任がある、と指摘しました。

被害住民の方からは、施行業者(大林組系JV)から補償の対象外だとされたことへの
怒りが表明されました。

地元の東区の村上元市議(県議にも立候補経験)からは、出来レースの質問しかしない県議や市議ばかりだと指摘がありました。

帰りに現場を撮影。
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あまりにも、無責任な県や市。元県庁職員として、知事も議会も腐っている
こんな県であることが恥ずかしく、また、心から憤りをおぼえました。
それにしても、県も市も技術が分かる役人がいない。これも公務員削減の弊害ではある。専門家を抱えておかないといざというとき住民を守れない。そのことも感じました。

報道


by hiroseto2004 | 2022-09-03 18:48 | 広島県政(広島県議会) | Trackback