プロ野球、カープのベテランの外野手、長野久義選手(37)が無償トレードで古巣の巨人に移籍することになりました。
これは2日、カープと巨人から発表されました。
長野選手は佐賀県出身の37歳。
プロ入りの際には巨人への入団を希望して日本ハムとロッテからのドラフト指名をそれぞれ拒否して平成21年のドラフトで巨人から1位で指名されてプロ入りを果たしました。
勝負強いバッティングを持ち味に1年目は新人王、2年目は首位打者、3年目は最多安打のタイトルを獲得するなど巨人に在籍した9年間で日本一1回、リーグ優勝2回を経験しました。
平成31年に丸佳浩選手がFAで巨人に移籍した代わりにカープに移籍しました。
カープでの4年間は、徐々に代打としてのプレー機会が増え今シーズンは58試合で打率2割1分1厘、ホームラン3本にとどまっていましたが、7月16日の東京ドームでの巨人戦で満塁ホームランを打つなど随所で存在感を示したほか試合前には早出で打撃練習を行うなど真摯に野球に向き合う姿がありました。
球団によりますと、長野選手の出場機会が少なくなる中、ことしの夏ごろから古巣の巨人に対して移籍について相談していたということです。
そして、シーズンやドラフト会議が終わり来シーズンの戦力が見えてきたこのタイミングで無償トレードで移籍することで合意に達したということです。
来シーズン長野選手は、望んで入団した巨人で5年ぶりにプレーすることになります。