安倍暗殺の深層、そして統一協会の正体 有田芳生さん 憲法集会で語る

１１月３日、広島弁護士会館で憲法集会がありました。

おなじみの石口弁護士が開会のあいさつ。
「安倍さんの過去の発言からも憲法に自衛隊を明記する意味がわからない。なのに改憲をなぜやろうとしていたのか?」
と指摘。
「安倍国葬儀の黙祷のとき、【国の鎮め】という神社参拝の曲、献花で【悠遠たれ皇国】を自衛隊音楽隊が流していた。国民主権に反する歌を流しているのがびっくりした。」
と時代錯誤的な方向を懸念。
そして、旧統一協会について
「昔、霊感商法の被害者の救済に奔走した。しかし、まさか今もこんなことをしていたとはびっくりした。」と。

前参院議員でいまテレビでもちきりのジャーナリストの

有田芳生さんが講師です。

「平和をする外交の努力を全くしない。どうして朝鮮がミサイルを発射しているのか?考える必要がある。」

「かつてのような六カ国協議、ロシアは難しいにせよ、アメリカ、中国を含めた交渉のテーブル作っていくことをせずに、ミサイルを買うという危険なところに来ている。」
と現下の情勢について触れました。
「岸信介の私邸の中に統一教会の拠点があった。高校原理研究会を育成していた。」
「参院選で、自民、維新、国民の候補と推薦確認書を交わしている。改憲、家庭教育推進条例、日韓トンネル、共産主義と戦うなどを合意して死にものぐるいの戦いをやった。そのおかげで、改憲派が3分の2になった。というのが旧統一協会の認識だ。」
「しかし、統一協会問題が噴出。岸田政権は打つ手がないというのが、自分が聞いた自民党幹部の本音だ。」
「地方自治と統一協会というテーマでマスコミの取材が続いている。山上徹也被疑者の鑑定も終わり、来年には裁判も始まる。改めて報道される」
「霊感商法とかそれだけのレベルではない。」
と指摘。
・安倍銃撃の深層
・統一教会とは何か?
・統一教会と政治過去現在未来
に分けて話されました。

【「韓鶴子」と呟いた山上徹也被疑者】

安倍晋三さんは暗殺の前日神戸→岡山と移動。

山上被疑者は奈良から岡山。手製の散弾銃。

厳しい警備で諦めて岡山駅へ。そしてポストに郵便投函。ネットで安倍来奈を確認。

文春砲で、長野の自民党候補のスキャンダル発覚。安倍晋三の予定変更、8日、長野を奈良に予定変更。飛行機で関西、大和西大寺に。

三角州のようなガードレールの中で安倍さんは立った。

山上徹也被疑者は一時間以上待っていた。一回目の引き金は当たらず。2発目が貫通。

その場で山上徹也は逮捕。昭恵さんが駆けつけ死亡が確認。しかし、即死だった。

山上は一発目に「韓鶴子」と言っていたそうです。

朝鮮戦争前に文鮮明被疑者、朝鮮北部で強制結婚罪で逮捕されたことも。アメリカが一時平壌を占領したどさくさ紛れに逃げた。そして

韓国は宗教法人法はなく統一協会財団で登録。密入国逮捕。1959年、入管出所、統一教会を作り、65年東京都に認証された。

人類はアダムとイヴから堕落しているという教え。

山上徹也の母が統一協会が良いから入ったわけではない。人生の狭間で統一協会がたくみに待っていた。街頭アンケートや手相見。

手相を誉める。賛美のシャワー。

「だけど気になる。あなたは転換期にあるのでは?」

「昔は若い女性。今は既婚女性が特に最近狙われている。住所と名前を聞いておく。」

「大学理工系で勉強で結婚。夫が32で死亡。長男は難病。山上徹也被疑者、妹という家族構成。統一教会の教えを学べば学ぶほどハマる。」

「安倍晋三のために祈ろうという通達が出た。この世界でいいことをした人は善霊、悪いことをした人は逆。だから、光輝く安倍晋三さんを祈ろうという。」

「何台も前の因縁で夫が霊界でもがき、長男は難病。あなたは山上家を救うメシアだ!」

というわけです。

「献金はサタンから神様にお金を取り戻しているだけという教え。」

そういうのに母がハマり徹也は苦しんだ。

「私の人生は統一協会により狂わされた。」

という徹也被疑者の手紙の背景です。

そして2019年、韓鶴子教祖が来たとき、細田議長も参加の集会の翌日常滑市で一万人集会。ここで韓鶴子暗殺を企てたが断念。統一協会を研究して、広げたのは岸信介、安倍一族だと気づいた。そして、分派が多いので韓鶴子襲撃でも教団は残る。

としてターゲットをビデオメッセージで「家庭の価値を大事にするＵＰＦ」と統一協会系のＵＰＦを褒める安倍晋三さんに変えたわけです。そして引き金を引くとき「韓鶴子」という。

母親は普通なら統一教会を辞める。だが、この母親はそれどころか「教団に迷惑をかけた」とコメント。以前にもましてハマっていった。信仰が浅いから事件を起こしたという理解。自分は信者の子どもじゃないから罪があるという認識になる。

ずっと続いている。カードローンもさせて献金させる。だけどメディアは報道しなかった。

【日常生活に浸透する統一協会、レーガン大統領も文鮮明に跪く】

韓国では財団だから色んな企業を持っている。石材でツボを作る会社。原価五千円→に百万円。6十万円→2000万円。

一和→飲み物。高麗人参茶。テレビでも宣伝。日本にもいっぱいある。日本一のハマチ企業も統一協会。一新天介も統一協会。2004-2020年までウコンの力も統一協会。

朝の免疫も同じく旧統一協会系。

武器も作って散弾銃を日本に輸入。

散弾銃輸入は一旦中断したが、空気銃を作って輸入。全国に信者の銃砲店。今でもある。

1987年5月3日にいわゆる赤報隊事件。広島出身の小尻記者が殉職。親米愛国右翼を捜査。だが、動機の面で統一協会も捜査線上に。

この年朝日のキャンペーンのおかげで霊感商法がやりにくくなった年だったからだ。

捜査資料にも載っている。統一系の非合法軍事組織に所属している人がいっぱいいた。

迷宮入りしたが、事実としてそう見られていた統一協会勝共連合。副島という元編集局長も文藝春秋に統一協会リポート。

あのレーガン大統領も文鮮明に跪く儀式。副島さんは襲撃され瀕死の重傷。韓国空手を使った男に襲われた。