認知症患者の転倒負傷 訴訟判決に批判の声、ツイート噴出 夜間の職員配置など改善不可欠
2022年 11月 26日
問題となった事故の概要は以下。認知症患者のトイレ介助
→その間に排便したいという重度患者からのコール
→排便介助をしている間に認知症患者が転倒。脳挫傷など。2年後に死亡。
確かに、表面的には、重度患者は動かないから、認知症患者のトイレを優先させる
という手はあったと思う。
しかし、その瞬間にそうしなかったらといって、責められるものだろうか?
それこそ、便を放置した結果、尿路感染症などで大変なことになるということもあります。
わたし自身も仕事中以下のような事態に直面したことがある。トイレで
大男の利用者様を二人係で介助していたら、すでにリハパン内に大量排便
されており、さらにズボンにまで漏れてしまっていた。
処理に手間取っていたら、トイレ前に並んでいただいていた認知症の
女性利用者が、自分から車いすから外れて床に座り込まれる。
幸いけがはなかったが、ヒヤリとさせられた。
結果論としては、認知症の女性を先にトイレを済ませていただき、
席に戻っていただいたあと、大男の男性にじっくり取り掛かる
べきだったといえなくもないが、とっさの判断は難しい。
因みに、こういう夜勤者も目撃したことがある。
夜間、一切、利用者の排便や排尿に対応しない。
翌朝はびしょびしょ、べたべた。たしかにこれなら、
転倒事故にはならないかもしれない。
しかし、衛生上非常に悪いし、利用者に気の毒だ。
便が化石のように固まり、どうしようもないので、翌日の
日勤者の私が、風呂で、一生懸命こすり落としたがなかなか
取れない。
思わず、「張遼!張遼!」と叫んでしまった。(三国志のゲームで
張遼の部隊は、異常に防御力が高く、張遼を敵に回した場合、なかなか全滅させられ
ないのでイライラする。史実でもわずか7千人で十万人の孫権軍を撃退したことがあることから)
真面目に仕事をしたばかりに、転倒をさせたと司法にも責められ、損をすることになってはいけない。そして、件の一切、トイレに連れて行かない夜勤者のような不心得者より損をすることになってはいけない。
そうならないためには、看護師・介護職の抜本的な増員は急務である。
岸田政権が進めるような介護職員の配置基準の緩和などもってのほかだ。IT化を進めても、減らせない部分の人手は厳然としてあるのだ。
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by hiroseto2004
| 2022-11-26 19:56
| 介護・福祉・医療
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