陸上自衛隊とアメリカ海兵隊などは、今月16日から九州・沖縄で離島の防衛を想定して共同訓練を行っていて、アメリカ軍岩国基地がMV22オスプレイの整備拠点として使用されているほか、今月15日には訓練に参加している海軍のドック型輸送揚陸艦「グリーン・ベイ」が初めて岩国基地に寄港しました。
こうした中、海上自衛隊は今月27日から呉基地を母港とする輸送艦「おおすみ」と「グリーン・ベイ」による共同訓練を広島湾で行うことを明らかにしました。
中国四国防衛局によりますと、今回の訓練は、九州・沖縄での共同訓練の機会を利用して行うとしていて、ホバークラフト型の揚陸艇「LCAC」を使った訓練などが予定されているということです。
広島湾で海上自衛隊とアメリカ海軍による共同訓練が行われるのは、これが初めてです。
共同訓練の実施を受けて、岩国市は国に対して安全対策に十分配慮することや、自治体や漁協などの関係機関に事前の情報提供を行うことを口頭で要請するとともに、国からアメリカにも要請するよう求めました。