アメリカ、シリコンバレー銀行の預金全額保障 銀行をめぐる日米の混乱
2023年 03月 13日
アメリカの銀行破綻で、円安が一転して円高へ。日本の金利も低下へ。
アメリカ政府は、結局銀行預金全額を保障した。
アメリカは、真水では日本などよりよほど財政を出動させてきました。
また、実際にはこのように預金者を救済している。
1990年代に日本ではアメリカの金融を評して市場原理主義的であり、日本はこれをマネするべき
という議論が横行していました。
だが、これはあまりにも乱雑な議論だったのではないでしょうか?
ただ、アメリカの現状にも問題はある。適切な規制はせずに、預金は保護。
適切な規制をオバマ政権が再導入しようとしたときには、銀行家たちが
これを阻止。
預金保護は大事だが、他方で、金融機関には適切な規制に従っていただく。
これが大事なのではないでしょうか?
むろん、預金保護はせずに、金融機関には破綻するまでは自己責任でやらせる
させるというやり方もあるのはある。完全な市場原理主義である。
だが、それができないなら預金保護しかない。すると、結局は適切な規制に
従っていただくしかないのだ。
by hiroseto2004
| 2023-03-13 19:33
| 経済・財政・金融
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